まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992017-12-03

機種変したばかりの新しいスマフォを夕べあれこれいじった結果、写真を小さなサイズで撮影することがもはやできないことが分かり、本体のメモリに負荷をかけたくないので、昨日に続いてドコモショップへ。昨日と同様に長期戦の覚悟だったのに予想外に早く呼ばれ、SDカードの容量を1GBから32GBに拡張。その場で入れ替えてもらった。

アリオに足を伸ばすと、すっかりクリスマス仕様。カフェソラーレのカウンター席はランチタイムでいっぱいだったものの、テーブル席には十分に余裕があり、いくらとサーモンの生パスタとカフェオレでランチを済ませた後、図書館から借りてきたオール読物を開き、宮部みゆき「杉村三郎シリーズ」の最新作「絶対零度」を読み始める。

半分ぐらい読めたら、ぐらいの軽い気持ちで読み始めたんだけど、結局一気に読んでしまった。新たな展開の幕開けを示唆する終わり方で、宮部さんの作家生活30年を記念するインタビューの中でも、現在まだ小学生の娘が成長して杉村の助手を務めることも構想していると語っているので、今後も長く続きそうなのが嬉しい。

買い物を済ませて帰宅。適当に夕食を済ませ、テレビをつけたらたまたまWOWOWになっていて、「W座からの招待状」と題する映画コーナーで洋画「手紙は憶えている」がちょうど始まるところ。なにげなく見始めて、ぐいぐいと惹き込まれ、衝撃的なラストにしばし呆然。これだからW座はあなどれない。

以下ネタバレになるけども、ホロコーストを題材にしていて、認知症が進んでいるゼブが同じホームの入居者であるマックスから、アウシュビッツで二人の家族を殺したナチスの兵士オットーをその偽名から4人まで絞り込んだ情報を記した手紙を託され、身体の不自由なマックスのためにも自分が復讐を果たそうと4人を訪ね歩く。紆余曲折の末にたどり着いた4人目こそがその兵士かと思いきや、ナチスの同胞にすぎず、実はゼブこそがオットーであった。失われた記憶。原題は Rememberで、マックスからゼブへの命令形ととれば「思い出せ!」という意になるし、マックスが主語なら「忘れていないぞ」の意になる秀逸なタイトル。その点、邦題は、「憶えている」の主語が「手紙」なのは意味不明。かといって、じゃあどんな邦題にすればいいかと考えてみても、そう簡単に名案は浮かばない。

映画のラストでオットーの若い頃の軍服姿の写真が映り、その顔になんとなく見覚えがあるなぁ、と思って調べたら、なんとあの「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐だった!