まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-08-10

昨日あいにく休廊だった日動画廊での「未来展」は11日までなので、最終日を避け、今日リベンジに行くことにした。でもせっかく暑い中を出かけるのだから他の用事も、と文化村で開催中の「エリック・サティとその時代展」と掛け持ちすることにして、まずは渋谷へ。

併設のレストラン、デュマゴ・パリで展示にちなんだメニューが用意されているそうなので、先に食べてから、と思ったらチケットの半券でちょっと割引になると。じゃあ先に見よう、とザ・ミュージアムへ。OTTAVA Domenica の特集でしっかり予習していったこともあり、とっても楽しかった。特に素晴らしかったのが水彩画とサティの自筆の譜面で構成されている「スポーツと気晴らし」で、ひとつひとつの絵の構図や配色がとっても素敵。サティは単に譜面だけでなく、ちょっとシニカルなセリフも書き入れていて、譜面を見ただけで音楽をイメージするのは難しいけれど、映像コーナーが用意されていて、高橋アキさんのピアノで演奏され、しかも台詞入り。この作品集の序文に「私を心よく思わない人に捧ぐ」なんて書いちゃうところがサティらしい。

デュ・マゴで食べた田舎風パテとキッシュロレーヌのサラダ添えも美味しかった。ランチタイムでスープも珈琲もついて、半券で200円引き。

そのあと銀座に移動し、日動画廊へ。「臨戦態勢」と題する先生の絵は、今にも何かに飛びかかろうとしている女性の全身のヌード。しなやかな髪からポワポワと浮き上がる1本1本の細い髪まで細かく描かれていて、添えられていたドローイングには、同じ女性が同じポーズで、でも尖った耳と長いしっぽがあって、大作のほうの彼女の視線の先にそのしっぽの影がうっすら写っているようにも見える。面白いわー。人気投票で一位だったという特別賞の日本画も、気が遠くなるぐらい緻密に描かれていて、思わずため息が出ちゃう。

帰りに北千住駅構内のスタバでひと休みしたあと、ルミネの時計ショップで、ムーニンのナースウォッチの電池交換を依頼。腕時計をする習慣がなくて、いちいちスマフォを出すのも面倒なときに重宝していたのだけれど、数日前に止まってしまってえいた。担当の女性が長い爪を重たいんじゃないかと思うぐらいにデコレーションしていて、そんな爪で細かい部品を操作できるのかと心配だったけど、ほんの数分で作業完了。1,080円也。

帰宅後、林田さんの Salone を11時まで聴くつもりが、一昨日あたりから出始めた咳がひどくなってきて、咳だけで他に症状はないんだけど、やっぱり夏風邪かなぁ、と思い、だるさも感じて、やむなくリタイヤ。おやすみなさい☆