まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-02-16

起きてテレビをつけたら、録画中だったメンフィスオープンの圭くんの決勝戦が映って、まさにマッチポイントという場面。ついそのまま見続けて圭くんの大会史上初の3連覇を喜んだものの、あとで最初から見るのを楽しみにしていたのに、いきなり結果が分かってしまうなんて ^^;

バタバタと身支度をして、ベックスのモーニングで腹ごしらえをしてから、六本木へ。初めてのEXシアターへ。ネットで地図を確認してはいたけれど、なんたってひどい方向音痴だから、本当にこの道でいいんだよね? と不安になり始めるぐらいの地点に道順を示す札を掲げるスタッフさん。グッジョブ!

海老蔵が新作をやるなら、最後には地球を放り投げるぐらいなことを、という勘三郎の言葉をもとに、宮藤官九郎が脚本を書き、三池崇史監督が演出をした「地球投五郎宇宙荒事」。地球侵略を目論むエイリアンに扮する獅童の役名は「駄足米太夫(だあしべいだゆう)」で、鳴物と上妻宏光さんが三味線でダースベーダーのテーマを奏でる中を登場。加藤清史郎クンが海老蔵の弟子の鯛蔵と「与駄(よーだ)」の二役を務める。エイリアンと戦うスーパーヒーロー市川團九郎はもちろん海老蔵で、江戸に舞い降りる宇宙船の名前は「大入丸」。最後にはどんでん返しもあり、さすがクドカン、と思わせるストーリー展開。

会場はL字型の花道で区切られていて、K列の私の席は花道から数えると4列目。これが歌舞伎座では2列めぐらいの至近距離に感じられ、眼力の強い海老蔵が大きく見栄を切る場面などは、歌舞伎座で感じたことがないほどに迫力たっぷり。

楽屋の場面から始まり、海老蔵獅童も私服っぽい服装で現れ、舞台上で化粧をしながらのトークで笑わせる。数人がかりの着替えを済ませ、そのままの流れで芝居に入っていく趣向も楽しい。なんというか、歌舞伎という芸能が本来持っていたはずの爆発的なパワーを久しぶりに肌で感じることができて、しばらく味わったことのなかったワクワク感に胸が踊った。多分に私がミーハーなせいもあるかもしれないけれど、それだけでこの公演、大成功と言えるんじゃないかなぁ。

美しい傾城姿の尾上右近くんが一変して男の声で罵詈雑言を繰り出す場面もよかったなぁ。清史郎クンもすっごく頑張っていて、つい応援したくなっちゃう。市蔵さんの和尚も亀三郎の絵師も、みんな生き生きと楽しそうなのが舞台をさらに盛り上げている。

前の列にはピーコさん。お見かけする機会が多い方で、先日も表参道の駅のホームですれ違ったばかり。二階の西の袖にはクドカンさんと三池監督。木下ほうかさんや中山秀征&しょこたんも客席にいたらしい。帰りに信号待ちをしていたら、そこにもクドカンさん。

北千住のスープストックトーキョーで食事を済ませ、スタバでひと息ついてから帰宅。明日は手織教室なので、整経の続きを進めたんだけど、トラブル発生で、解決する前に時間切れ〜。