まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-03-10

仙台2日め。3段階でセットしたアラームが寝る前に目が覚めた。去年とは大違い。上出来♪

7時にチェックアウトして、和定食の朝食を半分ちょっと食べ(満腹にしちゃうとバスで酔っちゃいそうだから)7時40分にはホテルの前で斎藤さんと合流し、バスで出発。震災で大きな被害を受けた女川町に向かう。

仙台駅から離れていくにつれて、廃車が山積みになっていたり、まだ瓦礫がそのままになっていたり、かつては住宅が密集していた場所が広大な更地になっていたりと、約2年経ってもまだまだ復興は途上というより始まったばかりであることを実感する。

途中から「語り部」さんが同乗し、陸地だったところが津波のために今は入江になっている場所でバスを降りる。基礎から覆されて横倒しになっている建物がそのままになっている。津波が到達した高さを示す青い標識がそこここにあり、そのあまりの高さにあらためて驚き、ゾクゾクする恐ろしさを感じた。

語り部」として震災当時の話を伝える活動をすることに当初は反対の声もあったが、今では次の世代にまで語り伝えていくために若い世代の語り部を育成しているという。震災から2年、それは被災地の方々にとっては三回忌であるということ。それをしっかりとかみしめる。「今の女川を見てほしい。そしてこれからも、いい町にしようとみんなで頑張っているから、ぜひまた見に来てほしい」と力強く語ってくれた「語り部」さん。必ずまた伺いたい。


蒲鉾本舗「高政」にて工場見学とショッピングのあと、マリンパル女川では美味しいつみれ汁や絶品の蒸し牡蠣に舌鼓。そのあとホテル華夕美の広間で、高政で蒲鉾の説明をして下さった方が映像とともに震災当時の様子を詳しく語って下さった。ひとりで訪れたのではできない経験。ありがたい。

華夕美にて昼食のあと、バスで仙台駅に戻り、もう一泊する斎藤さんとはここでお別れ。1時間ほど余裕があって、おみやげは昨日のうちに買ってしまったから、去年お気に入りになった駅構内のカフェで、去年と同じ定禅寺珈琲とベリーベリーヨーグルトを注文。やっぱり美味しい♪

15時46分発の予定だったやまびこ146号はまたまた強風のために10分ほど遅れ、東京には30分近く遅れて18時半頃に到着。「おつかれさま」「またね」と挨拶を交わし、三々五々家路に着く。

仙台ツアーは終わってしまったけれど、帰宅後のんびりしている余裕はなく、出発前に受けてしまった急ぎの英訳をスタート。2時間ほど作業をし、これなら明日中に終わるな、とめどが立ったので今日はここまで。

来年も必ず仙台へ!!!