まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-12-25

家を出るギリギリの時間まで仕事を進め、午後4時開演の演舞場に向かう。間違って昼の部を2枚取ってしまったことに気づいたのが遅かったから、夜の部をあらためて取ったのは今月9日。そのわりには2列めながら、いつもの正面ブロックではなくちょっと右寄りで、それだけで舞台がいつもと違って見える。

「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」では菊之助が初役の八ツ橋。傾城らしい色気がないと知人は評していたけれど、花道での微笑は気品があって、変に笑いすぎずにほどよく、とてもいいと思った。ニッタリと下卑た笑いになってしまう人もいるからねぇ。菊五郎の次郎左衛門は痘痕面でも十分に惚れちゃうぐらいにイイ男、という知人の評には大賛成。

40分もの長い休憩にタティングレースをしていたら、隣りのオバサマが話しかけてきて、あれこれ自分の話をされるので面倒に思いながら受け答えしていたら、はるばる仙台からいらしたとのこと。しかもクラシック音楽もよく聴きに行くと仰る。それならば、とすかさずオッターヴァの復興コンサートのアピールをすると、帰ったら早速調べてみると言ってくれた。社交辞令じゃないといいなぁ。

三津五郎の「奴道成寺」。所化の投げる手拭い、今さらもういいか、と特に期待もせずにいたのだけれど、ふと目が合ったらストレートに投げてくれたので、自然にキャッチ。隣りのオバサマは「お願〜い!」と大声で熱烈アピールしていたからあげようと思ったら、その声が届いたのか投げてもらえて大喜びしていた。私ももっと喜ばないといけなかったかしらん。ちょっと反省。

終演が7時十数分すぎとやらたと早く、休憩がいつも以上に長かったのはそうしないと7時前に終わってしまうからかと勘ぐりたくなる。以前は9時近いこともよくあったんだから、もう一幕あってもいいよねぇ。

どこにも寄らずに直帰して、仕事仕事。… あ、クリスマス当日だった? 関係な〜い ^^;