まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-10-24

9時半すぎに目が覚めて、5時間ちょっとは寝たから大丈夫かな、と起床。今日の演舞場は夜の部だからゆっくりできる。ネット上でダウンロードした画像を一時保管してあるファイルの中身がたまりにたまっているので、ひとつひとつ確認しながら分類したり削除したり。そのあと、整理したばかりの画像も含め、手帳に貼る写真をハガキ大のシール用紙にコラージュしてプリント。カットして該当するページに貼り付けて、よしよし。

さて、そろそろ、と出かけようとして、すでに支度を済ませてあったバッグの中のチケットを確認。これだけは忘れないようにしないとね。ん? 16時開演 … えっ? 16時半じゃなかった? うそっ! ギリギリじゃん! 急いで飛び出す。余裕たっぷりのはずだったのにぃ。

昼の部はいつも11時からだけど、夜の部は月によって時間が違うのよねぇ。統一してほしい。いつもどおりの北千住乗り換えだと間に合わないので、ちょっとだけ早い日比谷乗り換えで、東銀座着15時54分。演舞場までダッシュして、最前列の席に座った途端に開幕。まだ息が上がっている。ゼイゼイ。

「曽我綉侠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)」は梅玉の五郎蔵、芝雀の皐月、松緑の土右衛門に高麗蔵の奥州で、五郎蔵が妻の皐月と間違えて奥州を斬り殺した後、その間違いに気づく場面がない。あれ? しっかり起きて観ていたつもりだったのに、その一瞬だけ寝落ちしたのかしらん? 自覚はまったくなく、頭の中にはハテナマークがいっぱい。すると、普段はここで終わりなのに、花道から煙とともに土右衛門が登場。あら、いつもと違うのね。さらに続きの幕もあり、五郎蔵は間違いに気づかないまま、自分が斬り落とした首を持ち帰っていた。寝落ちしたんじゃなかった。よかったぁ。

「御所五郎蔵」とも呼ばれるこの芝居は何度となく観ているけれど、最後の場面は初めで、それだけで観る価値が大いにあった。満足満足。

次は「勧進帳」。来月はうっかり通しでチケットをとってしまったのだけれど、今月じゃなくてよかった。というのも、今月は昼も夜も「勧進帳」があり、夜の部は幸四郎の弁慶に團十郎の冨樫、昼の部は逆で、四天王や番卒、鳴物や唄は昼夜で変わるのに、藤十郎義経と友右衛門の亀井六郎は昼夜とも。毎日2回ずつ1か月って、キツイよねぇ。観る方も、いくら歌舞伎が好きな人でも「勧進帳」を1日2回は相当しんどいと思う。

團十郎は喉の調子が悪く、低い声が特に出にくいようで、自分の喉にもエヘン虫が取り付きそうなむずがゆさ。この状態で昼の部の弁慶は大変だっただろうなぁ。明日の弁慶は大丈夫? それも気になるけれど、それよりもなによりも、大病の経緯があるだけに無理だけはしないでほしい。

義経が花道で、関所を突破する方法を弁慶に一任した後、四天王に向かい「方々違背いたされよ」と、確かにそう聞こえた。それじゃあ「弁慶の指示には従うな」と逆の意味になってしまう。帰宅後に念のため台詞を確認しようとネットで調べたら、藤十郎はこれまでにも「違背つかまつれ」と言ったりしているらしい。クセになっちゃってるのかなぁ。

地下鉄のごく一部の区間でモバイルが使えるようになったものの、まだまだ使えない区間がほとんどなので、スマフォで音楽でも聴こうかなぁ、と帰宅後にそのセットアップ。とりあえずなにか1枚だけCDを、と物色して選んだのは、シベリウスの「フィンランディア」が入っている1枚。以前なら陽水かなにか選びそうなのに、オッターヴァの影響だねぇ。

明日は昼の部。さあ早寝早寝!