おとといは刑事さん、昨日は不動産の管理会社、そして今日はその両方から電話があった。
まず刑事さんからは、「兄の正確な死亡日時を伝え忘れていた」と報告を受けた。明け方で、私が仕事を終え、そろそろ寝ようかと思っていた頃。知り合いの家でそんな時間にお風呂って、ありか? と思ったりもしたけれど、私も人のことは言えない。
あと、管理会社から残置物の処理について問い合わせがあったが私も了承しているのかという確認。兄の遺体を引き取ってくれた女性の連絡先を刑事さんに伺うよう私のほうからお願いした旨を伝える。役所のほうも事情を了解しているから、これでもう役所からも警察からも連絡がいくことはないと思う、と刑事さん。丁重にお礼を言う。が、どこの署かも刑事さんのお名前も、今さら尋ねるのも失礼な気がして訊けずじまいだった。
管理会社からは、刑事さんに連絡先を伺い女性と話した結果、残置物の処分については一任する旨の確認がとれたという報告。兄の財布が出てきて、入っていたのは3千円足らず。敷金等の清算の際にはその金額を差し引いてくれるという。「ただ、大変申し訳ないのですが…」と口ごもり、処分費用が結構かかってしまいそうだと。それはそうだろう。人がひとり生活をしていたのだから。妥当な金額であれば支払うことに異論はないと伝えると、家賃の督促で兄に何度か会ったことがあるという相手の女性は、なにやらうなるような声をあげたかと思うと、「とてもご兄妹とは思えない」と。いやいや、こんな状況でそんなこと言われても。
そんなこんなで、今日も気持ちがザワザワしっぱなし。何がイヤって、昔から、兄のことで何かあるたびにこうやって気持ちを乱され、この状態が続くことが許し難かった。兄は兄、私は私で無関係。そう思い定めているはずなのに、なぜスッキリとわりきれないのか。
ザワザワしながらも仕事はした。裁判書類の英訳が午前中にひととおり終わり、お風呂でリラックス。考えない考えない。兄のことはもう考えない。そう自分に言い聞かせないと考えてしまう自分がイヤ。
昨日、寝る時間が大幅にズレこんだのをそのまま持ち越し、今日もベッドに入ったのは昼すぎ。4時間ほどで目が覚めた。コンブリオを聴きながら英訳の見直しを始める。この仕事が入っていてよかった。もしヒマだったらもっとあれこれ考えこんでいたかもしれない。考えてもどうにもならないと分かっているのにねぇ。
夜遅くにスマフォで撮った失敗写真。在庫切れなんだもの (^_^;)