まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-03-18

いよいよ明日からリフォームが始まるので、あれこれとその準備。洗面台の棚や引き出しの中身、上に置いてある石鹸だの歯ブラシだの、壁にかけてあるドライヤーだの、すべて撤収。浴室からもシャンプー・リンスその他もろもろを撤収し、ひとまず本の部屋に押し込む。完全に物置状態。

トイレの作業は最後のはずだけど、一度に済ませてしまおうと、まずは壁の飾り棚にずらりと並んでいるフィギュアだの小さな人形だのをごっそりそのまま箱に収納。リフォーム後にまた同じように並べるとしたら、それだけでかなり時間がかかりそう。これを機に大幅に処分しようかねぇ。

業者さんが出入りするわけだから、とキッチンやリビングの片付けも済ませ、それから買い出し。業者さんへのお茶出しはペットボトルでいいかなぁ。何人来るかも分からないので、2リットルの日本茶と麦茶と烏龍茶を1本ずつ。お茶うけにお菓子も少々。あとは自分の買い物で、自転車がよろよろしそうな大荷物。

これで準備は完了 … のはず。ひと息ついて、東銀座の東劇へ。メトロポリタンオペラのライブビューイング、今シーズン第9作の「エルナーニ」を観る。ヴィクトル・ユゴーの戯曲をもとにしたヴェルディの若き日の作品で、ストーリーはともかく(?)音楽が素晴らしい。タイトルロールのエルナーニテノールのマルチェッロ・ジョルダーニ、カルロ5世をバリトンのディミトリ・ホヴォロストフスキー、シルヴァ大公をバスのフェルッチオ・フルラネットと、男性歌手の魅力を存分に堪能することができ、この3人に愛される女性エルヴィーラを新星アンジェラ・ミード。なかなか名前が覚えられないディミトリ・ホヴォロストフスキーは、幕間のインタビューにまだ小さい子ども2人を同席させ、笑顔満面でいいパパぶりを披露していたのに、別人のように厳しい顔で国王としての貫禄充分。カルロ5世はエルヴィーラをあきらめ、彼女とエルナーニの結婚を許して祝福したのに、シルヴァはエルナーニを恨み、忠誠の誓いを盾に死を迫り、エルナーニもエルヴィーラも死んでしまう。えええ。ハッピーエンドかと思ったのに〜。大満足の3時間15分。比較的マイナーな作品のせいか空席が目立ったのが残念。

まっすぐ帰宅して、ひと息ついたらもう日付が変わって月曜日。9時間後にはもうリフォームが始まっているのね、と思いながらお風呂でくつろぐ。このお風呂に入るのも今夜が最後。