まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-12-16

昨日、和訳の途中だった案件が保留になり、代わりにまったく別件の英訳を、と依頼され書類待ちの状態だったところへ、今朝、別のクライアントから和訳を修正する案件の打診。分量が少ない上に納期にある程度余裕があるので受注したら、その途端、保留になったはずの案件を再開してほしいとの連絡があった。ちょっと待って。じゃあ別件の英訳は? それはそれでお願いしたいって、結局仕事が増えただけなのね。英訳のほうが優先と言いつつ、まだその書類が来ていないのに、再開する和訳はいつ頃できるかって、英訳にどれだけ時間がかかるか、まだ書類も受け取っていないのに分かるわけないじゃん!

そんなやりとりをしているところへ英訳の書類が届く。む〜。この分量で月曜日までって、今日も明日も外出しなければならないから厳しいなぁ。でもクライアントのメールからかなり差し迫っている状況が伝わってくるだけに、なんとかせざるを得ない雰囲気。頑張ってはみるけども、さらにそのあとに再開の指示があった和訳も控えていると思うと、どよ〜んとブルーになってしまう。今朝受注した和訳の修正も忘れないようにしないと。はぁ〜。

ギリギリのタイムリミットまで英訳を進め、しっかり着込んで出かける。向かった先は東銀座。東劇でメトロポリタン・オペラのライブビューイング。ロビーに入ると、まだその前のシネマ落語が上映中。ああ、これも観たかったのに、時間がとれなくて残念。

今シーズン第4作の「サティアグラハ」は、ガンジーの物語。といってもストーリー性のある作品ではなく、サンスクリット語の歌詞は字幕も最小限の表示にとどまり、あくまで音として楽しんでほしいというのが作者の意図で、最小限のキーワードや見出し的な説明が字幕としてではなく舞台上に大きく文字で表示される独特な構成。時間軸や空間も飛び越え、事象ではなく内面を描こうとしているように見えた。ミニマムミュージックも特徴的で、果てしなく繰り返されるフレーズは、「ニクソン・イン・チャイナ」ではニクソン夫妻の不安な心理を強調的に示す役割を果たしていたのに対し、この作品では、時に瞑想的であったり、大河の流れに身を任せているような心地よささえ感じた。1回観ただけではしっかり把握できなかったような気がする。できればもう1回観たかったなぁ。でも残念ながら、今日で上映は終了。

帰宅後はもちろん仕事。まだ当分、忙しそうだなぁ。思わずため息が出るわぁ。