まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-04-11

超急ぎの案件なので夕べからずっと英訳を続けていたら、午前10時を回ったあたりで急に眠気が…。う〜む。メトロポリタンオペラのライブビューイングを見に行く前に少し寝ておかないと。ここでオペラをあきらめるという選択肢もあるのだろうけれど、それを選ぶ気になれない私って (^^ゞ

4時間ちょっと寝て、英訳が終わったところまでをプリント。電車の中で見直しを始め、北千住のスタバで時間ギリギリまで見直しの続き。東銀座へ向かう日比谷線の中でも東劇のロビーでも。そのぐらい時間的にはシビアなのにあきらめられないんだものなぁ … と思いながらのハムレット

始まってすぐに、ああやっぱり来てよかった! と心の底から思った。オフィーリアが錯乱する場面では涙があふれてしまった。アンブロワーズ・トマの新演出によるもので、ハムレットが王子様然としていなくて男臭くてセクシー。頭から赤ワインを浴び、全身まるで血だるまのような状態で幕が降り、そのままの姿でインタビュー。インタビュアーのルネ・フレミングショッキングピンクのジャケットを着ていて、「私たちカラフルな組み合わせね」と彼女が言うと、「僕の方が地味だよ」とハムレット。こういうところもライブビューイングならではの面白さで、指揮者のルイ・ラングレも、インタビュー中に「マエストロ、ピットへどうぞ」とアナウンスが入っているのにまだ話し足りない様子。エンディングはひどくあっさりしていて、あれ? 終わり? と戸惑ってしまった。悲劇の結末を壮大なアリアかなにかでもっと引っ張ってほしかったなぁ。

終演と同時に現実に引き戻され、帰りの車内でも見直しを続け、帰宅後に見直しも修正も済ませてその部分だけをクライアントに送る。終演が10時半近かったので、この時点ですでに日付が変わっていたというのに、すぐに返信が来た。前半だけでも送ったことは喜んでもらえたのだけれど、残りの半分について、月曜日の夕方までのはずが昼までにほしいと。なんだとぉ? 夕方だってキツイのに。でももし夕べの時点でそう言われていたらさすがにハムレットをあきらめざるを得なかったかもしれないから、この時点まで言わずにいてくれたことに感謝して、ハムレットを楽しんだ分、いつも以上のペースアップをめざしてやってやろうじゃないか、と戦闘モード。

さて、間に合うか???