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はや如月。「如月」の語源には諸説あって、そのひとつは寒くて重ね着をすることから「着更着」。今は薄手でも暖かい優秀なインナーのおかげで重ね着してもダルマさんにならないし体の動きもスムーズだけど、和服オンリーの時代の重ね着って大変だったろうなぁ。「如月」の漢字は、「二月を如となす」という中国の古い辞書の一節に由来しているとか。「如」とは、なにかひとつ動き出すと他のものも次々に動き出すという意味があるそうで、春に向かって蠢動が始まる季節ということらしい。なるほどねぇ。まったく関係ないけど、映画「キサラギ」も面白かったなぁ。

今日は９時すぎにベランダの消防避難設備の点検があるものだから、夕べのうちに立ち入りに備えてリビングを片付けておいた。なんやかやで寝たのは５時すぎだったけど、アラームは８時半。点検だけでなく、金曜日に見積もりを出した案件のゴーサインがもし朝イチで出るようならすぐに作業をスタートできる状態で待機しておこうと。

点検は５分もかからずに終わり、業者が帰ってすぐ、待ちに待ったクライアントからの返信がきた。期待いっぱいで開くと、「内部で検討して明日の朝までに返答する」という内容。はぁ〜。今日は待ちぼうけかぁ。ガックリ。

はりきっていただけに拍子抜けしてしまい、さてどうしようかなぁ、とネット上をうろうろしているうちに、猛烈に眠くなってきた。そういえばいくらも寝てないんだっけか。寝ちゃう？　こんな時間に？　でも身体が睡眠を要求しているんだから。… そうだよねぇ、と自問自答して、ベッドへ。

４時間ほどの睡眠で自然に目が覚めた。もうすぐ午後５時になろうとしているところ。新しい月の始まりだというのに冴えないなぁ、と気分はモヤモヤ。

Ottava を聴きながら手持ち無沙汰な時間をすごしているところへ家の電話が鳴ったのは６時すぎ。セールスにしては遅い時間だなぁ、と思いながら出てみると、朝メールをくれたクライアントの担当者からで、ゴーサインが出た！　やったぁ〜！！　ところがスケジュールが早まってしまい、できれば木曜日中、遅くても金曜日の午前中にほしいと仰る。う〜む。ページ数が多いからギリギリだなぁ。でもここで白旗をあげるわけにはいかない。頑張りますとも！

木曜日の夕方にアルパのレッスンをお願いしてあるのが気になりつつ、もしかしたらとってもスムーズに進む内容だったりして、と期待しながら作業をスタート。でもそんなに都合よくいくはずはなく、レッスンを当日にドタキャンすることになっては申し訳ないので、先生に電話して翌日に延期して頂いた。金曜日の午前中が締め切りだから、夕方のレッスンには十分に間に合うはず。

和訳の BGM も Ottava。各地のリスナーから雪の情報が届いて、何度か窓の外をのぞいてはウチはまだだなぁ、とガッカリしていたのだけれど、しばらく和訳に夢中になっているうち、赤坂のスタジオでも外は吹雪のように横なぐりに降っていると。そんなに？　と驚いて再び窓の外を見ると、おおお〜っ！　積もってる積もってる！　すかさずデジカメでパチパチ。夜の雪景色を撮るのは難しいなぁ。

今年３件目にして初めての大きな案件。３件ともクライアントが別なのは、それぞれに上向きつつあることを示す吉兆だと思いたい。スケジュール的には厳しいけど頑張らなくちゃ。

すっかり夜が明けたところで再び雪景色を撮ってみる。寒っ！