まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

鮮やか

maru992009-05-22

特に理由はなく朝9時にセットしたアラームが鳴る少し前にパッチリと目が覚めた。のそのそとリビングに向かうと、マナーモードのままにしてあるケータイの着信ランプが点滅している。どうせDMか何かの類だろうと思いながらチェックすると、その種のメールにまぎれそうな1通。仕事の依頼が入っていた。おやおや。

メインクライアントのひとつである法律事務所からで、送り主の弁護士は初めましての先生。金曜日の朝に連絡がきて、納期が週明けでなく日曜日の昼までというのがいかにも法律事務所らしい。でも土曜日は午後から油絵だし日曜日は歌舞伎座昼の部だから、必然的に土曜日つまり明日の昼まで。シングルスペースで1ページの分量はかなり多めだけれど計7ページだから、内容が難解だったとしてもなんとかなりそう。なんといっても今月もすでに下旬だというのに今月最初の依頼となれば大切にしないと。

まずは腹ごしらえ。それからネット上のなんやかやだの洗濯やらあれやこれやの雑事を済ませ、心置きなく集中できる状態を整えて和訳スタート。幸いクセのないプレーンな英文で、特に意味がとりにくい箇所はない。ただ分量が少なくはないのでそれなりに時間がかかり、気がつけば夕方。キリのいいところで中断して、明日の油絵教室に持っていくケーキの材料を買いに行かないと。レシピは仮決めしてあるものの、買出しにも焼く作業にも時間がかかるからなぁ … と思っているところへ、I さんからメール。件名 「ケーキ」。ん? 前回、美味しい和菓子屋の話になり、これからその店の近くを通るので、もしまだケーキを焼いていないようなら和菓子を買って行くからケーキは次回に、と。なんという絶妙なタイミング! まるで私の考えていたことがピピッと通じたんじゃないかと思うぐらい。ありがたくお言葉に甘えることにする。

英文との相性が良かった上に、時間の余裕ができて気持ちが楽になったこともあり、和訳のペースが加速度的に上がって、予定より格段に早く午後7時すぎにひととおり訳し終わった。これならケーキも焼けたなぁ。いやいや、まだ見直しが残っている。ケーキ材料以外にも必要なモノがあることを思い出し、英文と和文の両方を印刷して外出。買い物と夕食を済ませてからスタバでじっくり訳文の見直し。

帰宅後、訳文を修正して送信したのは日付が変わった数分後。その約1時間後に、「こんなに早く頂けるなんて」 と丁重なお礼のメールを頂いた。先生、まだ仕事していらしたんですねぇ。お疲れさまです〜。

せっかく久しぶりの仕事だったのに、1日で終わってしまってちょっとサビシイような … ?!