まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

文楽 襲名披露

maru992008-09-06

う〜む。せっかく日付が変わる前にベッドに入ったというのに、アラームをセットしておいた8時までの間に何度も何度も目が覚めてしまった。いつもなら、寝付くまで時間がかかることはあっても、一度寝たらぐっすりで途中で起きたりしないのに、こういう時に限ってどうして〜? 遠足前日の子供とおんなじなのかしらん?


ただでさえ睡眠に不安があるのに満腹だとなおさらだから、朝ごはんは食べずに半蔵門に向かう。小劇場の前でお仲間5人と待ち合わせ。お久しぶりです〜!


最初の演目は、『近頃河原の達引』。歌舞伎で上演されるのは後半の猿回しの場ばかりで、タイトルどおりの河原での達引 (たてひき:義理や意気地を立て通すこと。また、そのために起こる争い) の場面を今回初めて観ることができた。この場面があると後半が分かりやすくなる。歌舞伎の猿はわりとリアルに毛深くて上から糸で操る人形なんだけど、文楽の方はひとりの人形遣いが右手と左手で1匹ずつを遣うシンプルなタイプで、これがすっごくかわいらしくて、できることならつれて帰りたいぐらい。


吉田清之助改め五世豊松清十郎の披露演目 『本朝廿四孝』(十種香・奥庭) の前に口上。文楽の口上も初体験。とてもシンプルで清々しく、それでいてあたたかい口上だった。奥庭には狐がたくさん。気がつくと舞台上の人形より床の太夫さんに目が行ってしまうことも多いのだけれど、奥庭はエネルギッシュな姫の動きに目が釘付け。でも姫様〜! 早く勝頼を助けに行ってあげて〜! 殺されちゃう〜!!


終演後、お仲間のひとりが仕事に戻るため、途中ですでにお帰りになったと分かってビックリ。昼食はご一緒できたけど、久々にお会いしたのにほとんどオシャベリできなかったのがとっても残念。劇場を出て、第二部を観る別のお仲間としばし再会を楽しんだ後、残りのメンバーで近くの喫茶店へ。まだ飲むには早い時間だったから。でもここでもおひとりが仕事のために途中でお帰りになり、さらに喫茶店から居酒屋へ場所を移す時点でもうひとり。皆さんお忙しいのねぇ。はるばる滋賀県から今朝早くにいらして、明日の早朝からもうお仕事だという方もいらして、本当なら歌舞伎座に幕見に行きたかったはずなのに、しかもご本人はお酒を召し上がらないのに、残りの呑む気満々な女2人にお付き合い下さり、帰りの新幹線にギリギリの8時近くまで。そのあと2人で10時すぎまでシャベリ倒して、おひらき。楽しかったぁ。お疲れさまでした〜!


帰宅してすぐ、DSをスイッチオン。というのも、今日は 「どう森」 で2か月ぶりのフリマ。夏の間は値段の高い虫がたくさんとれたから、8人全員に高値で売りつけようと準備万端整えていたのだけれど、朝は時間がなかったし、1時にはもう寝てしまう住人もいて、5人まで終わったところで私も疲れてしまい、中断。来月まで部屋を虫でいっぱいにしたまま持ち越しだわ〜。