まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ポンデケージョ

maru992008-05-05

やっぱり寝付けなかった。おかしいなぁ。体内時計のオーバーホールが必要かもしれない。


9時前に起きて、12時半から久々のパン教室。今日のレシピはポンデケージョ。本来はキャッサバというお芋の粉で作るんだけど、ABCのオリジナルレシピは白玉粉を使用。餅粉の方がパウダー状だから混ぜやすくダマになりにくいんだけど、白玉粉の方が一般に入手しやすいから、とのことだった。牛乳を少しずつ加えながら、スケッパーで切り混ぜるようになじませていく。ほどよい硬さになったところで、卵黄サラダ油を加え、さらに粉チーズを丸々1本どっさり。チーズの濃厚な香りが立ち上る。均一になるまで混ぜたらテーブルの上に広げて四角くまとめ、16等分してそれぞれを丸めたら準備完了。発酵不要のお手軽レシピ。ボウルの中で混ぜ、まとめるのにもまな板1枚のスペースでできるから、これなら自宅でも作れそう。


もう1種類、同じ手順で胚芽を加えた生地も作り、2枚の天板で20分ちょっと焼けばもう出来上がり。他のレシピの人たちはまだこれから二次発酵という段階で完成してしまった。アツアツを割ってみる。モチモチでよく伸び〜る。プレーンなチーズ味のポンデケージョはおなじみだけど、胚芽風味は初めて。これが芳ばしくて美味しいの! また作りた〜い。


次回の予約を入れ、教室を出ると人・人・人。少子化のニュースが信じられなくなるぐらいにお子ちゃま率が高い。スタバも長い列ができていたけれど、タイミングよく大人数のグループと入れ替わりに席を確保。さて注文、と思ったら、が〜ん、お財布がない〜。バッグを替えるとすぐこれだ。私の場合よくあることなので、手帳のポケットに1万円札が入れてある。280円のコーヒー代に1万円札。申し訳ないけど仕方がない。レジにはまだまだ長蛇の列。これだけ混雑しているとレース編みで長居するわけにいかないので、珈琲だけはゆっくり楽しみ、早々に撤退。いろいろ買い物しようにも、人ごみをかきわけて歩くだけで疲れそうなので、かろうじて手芸店でレース糸だけ調達。人ごみがすっかり苦手になってしまったなぁ。


帰宅後はタティングレースを存分に。NHKの黒澤明特集で、淀川長治さんが黒澤監督を語るインタビューを懐かしく見た。その後 『野良犬』。三船さんのぎらつく眼に闇市の風景をオーバーラップさせた画像は何度観てもすごいなぁ。亡くなったシナリオの先生が黒澤映画に心酔していて、なんでもまだ中学生の頃に黒澤映画を初体験して感動のあまり手紙を出したら、黒澤監督本人から自筆の返信が届き、その後も交流があったそうで、シナリオセミナーでも何度となく黒澤作品を特集し、ひとつひとつの映画の様々な場面についてそれはそれは熱く語ってくれた。この場面もそう、この場面もそうだったなぁ、と懐かしく思い出しながら堪能した。


ベッドに入ってもどうせまた寝付けそうにないので、いっそのこと眠くなるまで起きていようかなぁ。いっこうに眠くなる気配すらないんだけど、果たしてどうなりますことやら。