まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ぐつぐつ

maru992008-04-18

4時半すぎに書類を送信し、寝る前に、とお風呂に入っている間に先方からメール。受取の確認だけじゃなく、またしても書類に修正が入ったのだった。ガックリ。でも寝る。見なかったことにして、寝る。


5時間ほど寝て、メールを見なかったふりを続けながら、グツグツとポトフを煮込む。それぞれレシピブログで見つけた小ワザのきいたメニューを作るつもりで買ってあったジャガイモやニンジンがほったらかしで、新玉ネギも昨日のプレゼでようやく1つ使っただけ。いいかげん何とかしなくちゃ、というので全部を一緒に煮込んでしまうことにした。これが一番ラクチン。コンソメに魔法のペーストをプラスして、とっても美味しいスープのできあがり。


腹ごしらえを済ませ、いよいよ仕方がなくなって修正後のファイルを開く。この文章、前の部分に出てきたはず、と検索してみると、該当箇所がない。ていうか前の部分にも大幅な修正が入っている結果、英文ですでに定義したはずの用語が出てきても、和文でその定義が消えていて、新たに訳す箇所に出てきたりしている。それをそのまま英文に入れてしまうと、英文には前の部分の和文の修正が反映されていないから、おかしなことになってしまう。じゃあここで立ち止まって、前の部分の修正を反映させた方がいい? それともどんどん進むべき? 自分では判断しかねるので、クライアントに質問メールを送り、とりあえず前に進めながら待つこと十数分。


前の部分の修正は事務所で対応するから、ひとまず先へ進めてほしい。また、残りの3項目のうち1つは事務所の方で作業しているから、残りの2つをとにかく早く進めてほしい、というのがその答え。う〜ん。急いでいるのは分かるが、結局は多くの人の手が入って統一がとれなくなるのね。訳文の質は問わない。とりあえず意味の通じる英語になっていればいい。文書としての整合性も無視。そういうことだ。いわば、やっつけ仕事をクライアント側から強いられているようなもの。いきなりテンションが下がる。


とはいえ事情は分かる。たとえば契約書なら、訳文がそのまま正文として書類の本来の目的に使用されることがほとんどなのだけれど、裁判書類の場合、日本での裁判がすべて日本語で行われるために、当事者は日本企業であっても、訴訟の指揮を外国の親会社等がとる場合、あらゆる書類を英訳する必要が生じる。今の作業はまさにそれで、英訳の目的はクライアントへの情報提供に限られているから、英訳としての完成度は求められていない。むしろ早く仕上げることの方が大事。分かってはいるのよ。でも、それでもやっぱり、作業のプロセスに抵抗が…。


ともあれ、結果的に今の書類で私が作業すべきページ数は格段に減ったわけで、それを喜ぶしかない。朝4時すぎまでかかって終わらせ、不本意なまま送信。すると、30分もしないうちに先方からメールが入り、事務所内で作業をしたという最後の1項目について、他の部分の私の英訳と表現やトーンを合わせるように修正してほしいという。まぁ、仕方ないか、とファイルを開いて愕然とする。あまりにも違いすぎて統一のしようがない! 同じ和文からこうも違う英訳になるものかと目がテンになる。なんかねぇ、裁判書類というより、Times とか、英語の雑誌とか、そういう雰囲気の英語なの。やたらとノリがいいというか…。トーンを合わせるなんて到底無理なので、用語の修正にとどめ、その旨をメールで伝える。問題なく了解してくれたけど、書類全体として、これでいいわけね、こんなのでいいわけね、と逆に落ち込んでしまった。はぁ〜。


この時点で7時半すぎ。ガックリしてベッドへ。寝よう寝よう。ふて寝しちゃおう。ふ〜んだっ!