まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

くりくり&まきまき

maru992008-03-21

今日は歌舞伎座の昼の部。11時開演だから家を出るのは9時半すぎ。そのためには … と逆算して8時半頃に起床。チケットの予約をすっかり忘れて出遅れてしまったので、席は2列めだけど、ほぼ真ん中。毎月当たり前のように観ていると、今月は誰が出ていてどんな演目だったか始まるまで分からなかったりするのだけれど、團菊に左團次さん、松嶋屋一門に山城屋父子もそろい、なにげにえらく豪華な顔ぶれ。幕間のたびに手帳にチマチマと感想を書きながらじっくり堪能。満足満足。


手織用の糸の品ぞろえがとてもいいという東京アートセンターが銀座にあるときき、場所を調べてみたら歌舞伎座のすぐ近くらしいので、前々から行ってみたいと思っていた。昼の部だけの今日がチャンス、と向かう途中、これから夜の部を観るお仲間とバッタリ遭遇。ついつい話し込んでしまう。いけないいけない、夜の部始まっちゃうね、と別れて歩くことほんの数分。歌舞伎座のこんなに近くにこんな店があったのか! 4階のドアを開けた途端、棚いっぱいの色鮮やかな糸の山に、思わず目がハートマークになってしまう。ほとんどの糸が 「かせ」 の状態で、教室で先生からもらうのは、毛糸は市販のとおりの玉状だけど綿糸はコーンに巻いたものばかりで、以前ユザワヤで 「かせ」 から自力で玉に巻こうとしてこんがらがって、半分も巻けずにあきらめたことがあるので、扱い方を質問してみると、専用の機械があるのだという。その名も 「かせ」 から糸をくり出す 「かせくり器」 の 「くりくり」 と、くり出した糸を玉状に巻く 「玉巻き器」 の 「まきまき」。なんて分かりやすく覚えやすいネーミング! 木製の高級品もあるらしいけど、高いし場所をとるのに対し、折りたたみ式の 「くりくり」 と小さな 「まきまき」 は、2つ合わせても約5千円。つづれ織りの縦糸に最適という凧糸もお試しで一緒に購入。目移りしまくりの糸は今後のお楽しみ。


午後7時からの世界フィギュア女子フリーの放送開始に間に合うように帰宅して、見ながら早速くりくり&まきまきのセッティング。どちらもテーブルの端に金具で止める必要があるのだけれど、ウチのテーブル、厚いし角が丸いのでイマイチ安定が悪い。とはいえ他に代わりになる場所も見当たらず、ギリギリのところでなんとかセット。くりくりから出てくる糸を左手でほぐしながら、まきまきのハンドルを右手で回していくと、おおおおおっ! 自然に糸が上下してキレイな玉になっていく! ビックリ! 遠い昔、母親によく毛糸を巻く手伝いをさせられた。くりくりは、あの時の私の両手の代わりをしてくれているのねぇ。大きな1かせを2つの玉に巻き取るまでわずか十数分。すご〜い!


女子フィギュアはもうここに書くまでもなく、安藤の棄権やキム・ヨナの不調に加えて真央ちゃん自身もまさかの大転倒と波乱含みの中、真央ちゃんが転倒のショックを引きずることなく見事に立て直して逃げ切りの優勝。その精神力に圧倒された。アルパの発表会でいまだに指のふるえに勝てない私とは大違い。


明日は油絵の教室だから、ケーキを焼く。鄭先生が大学のドクターコースに合格したので、「サクラサク」 にかけて桜のケーキ。手織の教室に持参したのと同じレシピ。普段あまり同じレシピは作らないのだけれど、こうした季節モノは特別。去年の今頃にも油絵の教室に持参して好評だったしね。18cmのスクエア型2つ分を焼く。2回目なので手順もスムーズ。美味しく焼けていますように!