まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

黒ゴマのケーキ

maru992008-03-07

今日もまた昼近くまで寝てしまい、目が覚めると仕事のメールが入っていた。昨日ごく短い英訳を送ったばかりのクライアント企業の別の部署からで、12ページの和訳を月曜日までにほしいという。長い案件をかかえているところにこのページ数はビミョーだ。20ページ以上だと先約の案件への影響が大きすぎるから、断る方に心が動く。でも12ページなら頑張れば1日で終わらないこともない分量だけに、そうそうむげに断るわけにもいかない。ええい、なんとかなるべぇ。


引き受けてしまったとなれば、さっさと済ませてしまいたい。やりかけの案件を保留し、急ぎの和訳をスタートしたのが3時近く。業界特有の特殊な内容ではあるものの、幸い英文がストレートなので文意は把握しやすい。初めて目にする専門用語がいくつか出てきたけれど、ネットの情報でとりあえず解決。比較的スムーズに作業が進む。よしよし。


キリのいいところで中断。明日は油絵の教室だからケーキを焼かねば。レシピはすでに決まっている。週刊 「パティシエのケーキ&デザート」 掲載の黒ゴマのケーキ。家にある材料でOKなのも確認済。レシピの指定は直径15cmの丸型で、それだと小さすぎるから、20cmの型用に分量を計算。ここで間違えると大失敗してしまうので、計算は慎重に。パティシエのレシピだから分量も細かい。卵も個数でなくグラム表示だし、粉類その他の材料のグラム数も端数ばかり。計量がかなり面倒だけど、このレシピを選んだ以上はパティシエに敬意を表して慎重に。黒ゴマは炒りゴマとすりゴマの両方を使い、事前にフライパンで炒って香りを立たせる。それ以外はシンプルな生地で、計量さえ済めばあとは簡単。ベーキングパウダーを使わないせいか、焼き上がりはふっくらと高さがあったのに、冷めるとかなり縮んでしまった。美味しく焼けているかどうかは明日のお楽しみ。


仕事に戻り、いつもどおりラジオをBGMにしていたのだけれど、日付が変わった頃になんとなく気が向いてテレビをつけたら、あら、渡辺保先生。NHKの 「昭和演劇大全集」 で、なんとこれからオンシアター自由劇場の 「上海バンスキング」 を放送するというではないか! アンテナが働いたのかしら〜。すぐに録画をスタート。残念ながらテレビの前に陣取ってじっくり観る余裕はないので、録画しながらチラチラ観つつ仕事を進める。1982年の博品館での上演だから、まだ私がオンシアに出会っていない頃だ。私が再演を観たのはいずれもシアターコクーンだった。串田さんが別の芸名を使っているのにビックリ。串田さんもデコさんも笹野さんも小日向さんも若〜い! 懐かしいなぁ。大大大大大〜好きだったオンシア。解散を知った時のショック。最後の公演のラストでは号泣したなぁ。のびやかなデコさんの歌声。夢破れたジャズマンの背中。ああもう涙が出そう、と思いながら観ていたら最後にはやっぱり涙ぐんでしまった。解散からもう10年以上経ったのねぇ。


放送が終わったところで仕事に集中し、4時すぎにひととおり訳し終わった。今日はここまで〜。