まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

マドレーヌ生地のケーキ♪

maru992008-02-22

11時から歌舞伎座の昼の部。家を出る前にあれもこれも … などという余裕があるはずもなく、ほとんど起き抜けで慌しく駅に向かう。


今月のチケットは、先月の予約日にすっかり忘れて寝坊してしまったために2列目。ああ、そういえば来月分も、やっぱり予約日にきれいさっぱり忘れていたのだった。なまじネットで楽に取れるようになったせいか以前よりチケット確保への熱意が薄れているかも〜。


2列目の席に着くと、真ん前の席はアウロラさん。先月は彼女の方が私の真後ろだったんだよね。同じ日に示し合わせて買ってるわけでもないのに、よっぽど縁があるのかしらねぇ。


今月は昭和の名優松本白鸚の二十七回忌追善興行なので、息子の松本幸四郎中村吉右衛門兄弟と孫の市川染五郎を中心とした座組み。白鸚ゆかりの演目が並ぶ。後ろの列には、白鸚に近い世代と思われるご婦人たちが3人。いずれも上品な和服を着こなし言葉遣いもとても丁寧なのだけれど、芝居の最中に喋る喋る。しかも間違いばっかり。花道から登場したのは三津五郎なのに、ひとりが 「ほら橋之助よ」 と言えば他の2人も 「あらほんと」「そうね」 と乗っかり、錦之介が笠を脱いで顔を見せた途端に 「あれはねぇ、種太郎」 と、万事その調子。仲がいいのは結構だけど、イヤでも耳に入ってストレスがたまる〜!


4時すぎの終演後に厄介な約束が控えていた。伯母が遺した都内の家作の件で、地主から土地を買い受けたという会社からとにかく一度会いたいとしつこいぐらいに連絡があり、家まで訪ねてくるというのをそんなの絶対いやだから、仕方なく歌舞伎座の帰りに近くで会うことにしたのだった。幸い昼夜の入れ替え時で空いた風月堂に席を確保し、まずは図面を広げて測量結果の報告。ひととおり話をきいてみると、要するに建物を売ってほしいと、それだけのことを何十にもオブラートに包んで自分の都合のいい方へいい方へ話を向けようとする。買った後はどうするつもりなのかときいてもハッキリと答えようとしないのだけれど、結局は今の店子さんを立ち退かせて土地を再利用するつもりらしい。確かに私は伯母から引き継いだだけだから、あの場所に執着があるわけではない。でもあそこには、1階の店舗部分はともかく、2階にはもう何十年も同じ人が住んでくれている。私が安易に売ってしまうことで、面識はないけど伯母の時代から長く関係があった人の不利益になるようなことがあってはならない。それに伯母も私も建物の場所から遠く離れていながら権利関係だけが続いているのは、伯母と懇意だった現地の不動産屋さんが今も建物管理をしてくれているからで、なにもかもお任せでこれまできたのに、その不動産屋さんに何の相談もなくどんな決断もすることはできない。とにかくこの場で即決はできないから、後日あらためて連絡するということで、と話をまとめて別れたのが5時すぎ。はぁぁぁぁ〜、疲れたぁ。


歌舞伎座では豆餅しか食べなかったから、すっかりお腹が空いてしまった。北千住の紅虎餃子房で、土鍋に入った熱々の鶏ネギそば … だけにしようと思ったのに、ついつい頼んでしまう鉄鍋棒餃子。もう苦しい〜、と何度も途中でやめようと思いつつ結局完食。絶対食べすぎ〜!


洋ナシの缶詰を買って帰って、「キャラメル&洋ナシの大きなマドレーヌ」 を焼く。島本薫さんの 「フランスのお菓子大好き!」 という本のレシピで、マドレーヌといってもそれは生地だけ。18cmの丸型で焼く。レシピの写真のようにはまん中が盛り上がらなかったなぁ。洋ナシが沈んじゃったかなぁ。でも底が抜けるタイプの型からはずした時に、底にくっついてた生地をつまんだら美味しかったから、見かけはともかく大丈夫そう♪

フランスのお菓子大好き!―おやつからデザートまで


ケーキが焼けたところで、手織の続き。最後の1枚を織り終えて、糸始末は途中まで。さ〜て明日は油絵の教室。確定申告は〜???