まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

1000円ポッキリ

maru992008-02-01

とにかくひととおり英訳が終わった安心感からか、朝まで起きていたわけではないのに昼近くまで寝てしまった。適当に商事を済ませてひと息ついたところへ、新たな仕事のメールが入る。う〜む。仕事の在庫がすでに山積みなんだが、6ページという量がなんともビミョー。すでに引き受けた仕事がなまじ分量の多い案件ばかりのせいか、6ページならそれほど時間がかからずに終わると思うと、断りにくいというよりは、適当な気晴らしになるような気もする。ひとまずOKの返信をしたものの、まだクライアントのゴーサイン待ち。


そういえば後輩から、毎年恒例の案件を今年もよろしく、というメールが届いていたのに返信をしていなかった。そろそろ現在の担当者である彼女がそろそろ自分でやった方がいいんじゃないかと前々から思っていたので、その旨を返信した途端、新たにその案件の担当になったという弁護士から電話が入り、その辺の事情を説明しておく。しばらくして、今期から内部でやることにしたという返信が後輩から来たので、やっとヤル気になってくれたかと思いきや、そうではなかった。別の人に回して、それでも間に合わなければ外注に出すという。なにそれ! そんなつもりで言ったんじゃないのに! もともとその案件は、本来ならクライアントとの連絡や印刷会社との調整も含めてひとりが担当するもので、退職しても私が翻訳だけを担当するのはあくまで退職時の事情による過渡的な措置だと思っていた。だから当然いずれは現在の担当者に引き継ぐべきもので、なまじ先輩の私が引き続きやっているから、後輩の彼女としては、もう十分にキャリアを積んでできるはずなのに、私への遠慮から自分でやるとは言いにくいんじゃないかと思っていた。それにこの案件は、毎年前期の書類と較べながら変更のあった箇所だけをアップデートしていくだけだから、分量が多いから時間はかかるものの、作業としてはむしろ楽。裁判書類のように原文の意味を図りかねてうんうんうなることもない。そりゃあ毎年2週間近くかかりきりになる案件がなくなれば負担は軽くなるものの、その分、もっと難しい案件が来てしまえば状況はさらに厳しくなる。それでもやっぱり、この案件の性質上、いつまでも過渡期のやり方のままでは不自然だと思えばこその提案だったのに、思わぬなりゆきになんとも複雑な気持ち。


このままにしてしまえば、今年からその案件をやらずに済む。でもそれでは自分の気が済まない。迷った末に、この案件のスーパーバイザーにあたる先生に電話を入れると、後輩から連絡を受けて、この案件が私に大きな負担になっているのならそろそろ解放してあげよう、と私によかれと考えての措置だったという。いや、そんなつもりじゃなくて、と説明すると、お互いに相手によかれと考えた結果すれ違っちゃったね、と双方で了解。で結局、問題の案件はこれからも私が担当することになったのだった。う〜む。単に墓穴を掘ってしまったような…。


昨日は一歩も家から出なかったので、2日分の郵便がたまったポストには11通もの封書が。そのうち8通が支払調書。ああ、会計処理もやらないと〜。


1日の割引デーで久々に映画を観る。「アイ・アム・レジェンド」。割引デーと上映終了日が重なったので、8割以上の入り。面白かった。でもビジュアルが怖かった。以下ネタバレになるけど、多くの命を救ったはずの薬の副作用で人類滅亡の危機となる。これって、規模と程度がすさまじかったからそこまでの事態になっただけで、構造的には現在も争われている薬害問題と同じなんだよね。生存者のコロニーが存在するなら、米軍で中佐の地位にあった主人公がその存在を知る手立てがあってもよさそうなものだけど、そこはまぁ、フィクションだからね。最後のナレーションで、見事に原題が生きていた。あの英語督得なニュアンスが字幕では完全に伝わらないのがもどかしい。


帰宅後、ようやく終わった裁判書類の見直しをするものの、さんざん悩んで作ったはずの英文が校正でみるみる真っ赤になっていく。それでもまだまだ悩みはつきない。やはりこの案件は手ごわいなぁ。