まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

色とりどり

maru992007-09-26

早寝も2日めならスムーズに寝付けるのではないかという期待はあっさり裏切られ、例によってベッドの中でモンモンと…。なので目が覚めたのは11時近く。それでもまだ頭がボーッとしていたので、ようやくベッドを出たのは正午すぎ。ふぁぁぁぁ〜。


いつもどおりにメールやらネットやらのひととおりを済ませ、いよいよアルパの発表会が近づいているので練習もして、3時すぎに家を出て再び歌舞伎座へ向かう。千秋楽の夜の部。


玉三郎の 『阿古屋』 はいつものことながらメッチャきれいで、客席からため息がもれる。芝居をしつつ琴、三味線、胡弓を披露しなくちゃいけないんだから、そうそう誰もができる役ではない。胡弓って日本独自の楽器なのね。てっきり中国から伝来したものだとばかり思っていた。私にとっての今月の目玉はなんといっても夜の部2番目の 『身替座禅』。だってあの左團次さんが奥方様になるんだもの! 殿様に扮する團十郎が筋書に 「こわそうですね」 と書いていたのがおかしかった。太郎冠者は染五郎。色味のない化粧のせいか、地味というより病み上がりみたいだった。團十郎の殿様はいいなぁ。めちゃめちゃ色好みで結構いやらしいのに、あれだけおおらかだと憎みようがない。大いに笑ったそのあとは、吉右衛門が泣かせる芝居 『二条城の清正』で、左團次さんは奥方様から徳川家康に大変身。この振り幅の大きさがすごい。前に観た時はなんだか良く分からなかった記憶だけが残っていて、今回やたらと新鮮だった。こんな芝居だったのか〜! でも秀頼は福助じゃなく染五郎にやってほしかったな。


… というわけで、なんとか睡眠を確保した甲斐あってオメメパッチリ。しっかり堪能。満足満足。


10時半近くに帰宅して、遅い時間だけど窓を閉め切って少しだけアルパ。もう発表会まで何日もないのよね〜。ああ困った困った。明日は中央線のトラブルで中止になった分のレッスンがあるから、せめて先生の前でそれなりに弾けますように。この時点でガタガタだとまた自信がなくなっちゃうから〜!