まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ゴージャス

maru992007-07-29

歌舞伎座に行く日は、たとえ夜の部だけであろうと、できる限り睡眠を優先。とっても楽しみにしていて実際に面白い舞台でも、眠い時はどうしたって眠くなっちゃうからねぇ。そんなわけで起床は11時近く。仕事の続きをする余裕はなく、1時前に家を出る。というのは、もうしばらく前から髪を切りたくて切りたくて仕方ないのに美容院に行く時間がとれずにいたから、美容院が歌舞伎座と同じ日比谷線沿いなので掛け持ちしようというわけ。せっかく時間が自由になる立場なんだから平日の空いてる時間に行けばいいのに、なんやかやで別の用事とセットにしようとするとスケジューリングがうまくいかない。


駅まで向かう間は、傘をさそうかどうしようか迷う程度の天気だったのに、みるみる暗くなってきて、わずか1駅の間に横なぐりの土砂降り。南千住の駅前は傘がなくて出るに出られない人たちで大混雑。シャンプー&カットをしてもらっている間にも、雷が鳴ってザーザー降りかと思えばパタリとやみ、またしばらくすると降り出すという不安定さで、美容院の窓は天井から床までガラス張りだから、ピカッと光るたびに黄色い声が上がる。週末の混雑した時間帯に押しかけておきながら3時半には終わらせてほしいというワガママな客でゴメンね〜。


私の担当さんはこの店のチーフでもあるので、他のスタッフさんがひっきりなしに指示を仰ぎに来る中、これから暑くなるからドライヤーを使わなくてもいいように、と不精なお願いに応えて見事なまでに手際よく、あっという間にスッキリしたショートヘアの出来上がり。それでもなんやかやと待ち時間が多くて終わったのはギリギリ3時半近くだったので、夕食を買っていく余裕もなく歌舞伎座へ急ぐ。


2年ぶりの再演となる蜷川幸雄演出 「十二夜」 の千秋楽。いやぁ〜面白かった! 主な役はひとりをのぞいて2年前と同じ顔ぶれなので、それぞれにパワーアップして余裕すら感じられる。千秋楽とあって幕切れの後、蜷川さんが舞台に上がり、まさに全階スタンディングオーベーションの中、鳴り止まない拍手に何度も繰り返されるカーテンコール。初演の前回以上に歌舞伎らしさが濃くなっていたのが一番嬉しかったところ。


帰りの日比谷線では、今月はもう6回も観たという熱烈なお仲間と上野で別れるまでず〜っと芝居の話。楽しかったぁ。楽しすぎちゃって、帰ってから仕事をするつもりでいたのに、芝居の余韻を楽しみながらお風呂でのんびりしたら、働く気力がなくなってしまった。昨日と今日の分まで明日頑張るっ!