まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ムルギーランチ♪

maru992007-03-25

夕べ寝ようとした時から外は荒れ模様で、通路を吹き抜ける風がものすごい音を立てていた。そして今朝、起きてみたら土砂降りの雨。もともと今日はなんとなく着物で行く気がしなかったので、ちょうどいいと言えなくもない。それにしてもすごい降り。うっかりいつもどおり右肩に背負っていたバッグがびしょぬれになってしまった。


歌舞伎座に着いてすぐ、すれ違った年配の女性に見覚えが…。誰だっけなぁ、と考えても思い出せなくて、のどに魚の骨がささったような気持ち悪さが続く。そこへ今度は聞き覚えのある声。古巣の法律事務所の弁護士の声に間違いない。そうか。あの先生の奥様だったか。旅行で何度かお会いしたことがある。よりによってすぐ近くの席。こちらからあいさつに伺うべきなんだろうなぁ。でも気がすすまないなぁ。着物できてたらまた違うんだけど。ええい、バックレてしまえ。なるべく後ろを向かないでいよう (確かついこの間も同じようなことが…)。と思ったら次の幕間に、ロビーで先生と鉢合わせしてしまった。「こんなところで!」 と驚いたふり。悪いことはできないものだぁねぇ。


めずらしく他に知った顔もなく、終演後、歌舞伎座を出る時には、朝の雨がウソのようにカラリと晴れていた。降り続いていたらまっすぐ帰るつもりだったけれど予定変更。銀座に向かう途中で、最初の幕で三味線を弾いていらした野澤松也さんにバッタリ。急いでいらしたご様子なので軽くご挨拶しただけ。めざすはビルケンシュトック。足を引きずって歩く悪いクセがあるのに、一番のお気に入りばかりをはいていたものだから、カカトがすっかりすり減ってしまったので修理に出してあった。歌舞伎座へ来る前日に修理完了の連絡。まさにグッドタイミング。まるで新品のように生まれ変わった愛用のボストンを受け取った後、同じビルにある 「沖縄染料館」 をのぞいてみる。前回、修理に出しに来た時に気になっていたのだけれど、その時は歌舞伎座夜の部の直前で時間がなかった。これがまぁ、小さいけどとってもステキなお店で、スタッフの年配の女性が気さくで楽しい方で、黒豆風味のたんぽぽコーヒーを頂きながら、おしゃべりに興じてすっかり長居してしまった。実は草履も、同じのばかりはいていてカカトをダメにしてしまい、新調しようと思いながら気に入ったのが見つからずにいたところ、「こんなのが似合うと思うけど」 と奥の方から出してきてくれた草履にひとめ惚れ。もともとダメにしたのはグレーに黒の鼻緒のもので、そんなこと説明しなかったのに、彼女が選んでくれたのも濃いグレーで、鼻緒は白地に鳥獣戯画が描かれているモノトーン。テイストがぴったりな上に珍しい鳥獣戯画なんだもの。完全にノックアウトされてしまった。いつもの着物のお店でいくつか見せてもらったのより安かったし。いい買い物ができてよかった〜。調整に数日かかるそうなので、できればまた彼女のいる時に行きたいな。


そうこうしているうちにお腹が空いてしまい、急にカレーが食べたくなって、東銀座まで戻ってナイルレストランへ。久々のムルギーランチ。やっぱり美味しいなぁ。なんとなく着物だと来る気がしないし歌舞伎座の終演後だと間に合わないから、洋服で昼の部だけ観に来る時しかチャンスがないのよね。デジカメを構えていたら、「美味しそうに撮ってね」 とスタッフさんがニッコリ。美味しそうに撮れたかな?


北千住のスタバでしばらくタティングレースを楽しんで、帰ってからは、フィギュアのエキシビションを見ながら夕べの続きの道具袋を編み終える。中国のペアが金メダルを決めた直後に氷上でプロポーズという話、すごいなぁ。そのあとの 「スタメン」 も面白かった。安藤・浅田の2人が和服で登場。○×で答える質問コーナーで、「生まれ変わってもスケート選手になりたいか」 という質問に安藤は×、浅田は○。「こんなにつらいスポーツだとは思っていなかった」 というのは様々な挫折を経てきた安藤ならではの言葉だろう。「お互いに相手を一番のライバルだと思うか」 という質問にも安藤は×、浅田は○。「自分に勝つことしか考えていない」 という安藤。やっぱりこの年頃で3歳の年の差は大きいんだろうなぁ。真央ちゃんがいつも以上に幼く見えた。だからこそ母性本能が働いてしまうのか、真央ちゃん逆転のシーンはリプレイを見ても涙が出ちゃう。


明日の歌舞伎座は夜の部だからって、もう2時過ぎてるんですけど〜。