まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

鮪づくし

maru992006-09-23

徹夜明けのハイテンションでなかなか寝付けなかった分、起きるのがつらかった。ここでよく寝ておかないとさらに疲れを持ち越してしまうことが経験上よく分かっているので、ギリギリまで寝ていようと、11時すぎまで。ふぅ〜。なんかまだ頭がボ〜ッとしている。


珈琲の後、朝食は、発芽玄米の残りを温め、卵+いくらのぶっかけご飯。日本的〜。満足満足。さて支度をしよう。18cm丸型のケーキ2つを運ぶのは大変。重ねてもつぶれないように、1つ1つを箱に入れる。キッチキチ。もうあと5ミリ箱が小さかったら入らないところだった。久々にジーンズをはき、今季初めての長袖のTシャツ。ネズミが大きな大根を運んでいる和風柄。準備完了!


1時すぎに家を出る。1階で郵便物をチェックすると、とある封筒に目がとまる。寿のお知らせ? 差出人の名前を見てビックリ! だってそこに書かれていたのは左團次さんの本名が! ひぇ〜っ! すでに形をなくしてしまった後援会の会員であったがゆえにお送り頂いたのだろう。挨拶状の文章が傑作で、ちっとも形式ばらずに、おもしろくてあったかい。團十郎さん菊五郎さんが発起人だから、楽しい会になるだろうな。顔ぶれもさぞかし豪華だろうし…。さて、どの着物にしようかな。ルンルン♪


2時半近くに大泉学園に到着。すでにひとりいらしてデッサンを始めていた。ほどなく4人集合。でも鄭先生の姿はない。今日教室があることをご存知のはずなのに、なぜかまだ中国から帰国していないらしく、I さんも連絡がとれない状態。どうしちゃったんだろう。病気でもしてないといいんだけど…。仕方なく今日は自習日となり、石神井公園の水鳥 「玉三郎」 の続きを描く。ティータイムには私が持参したケーキ。口当たりが軽くてへーゼルナッツの香りが芳ばしく、甘さ控えめで、「いくつでも食べられちゃいそう」 と大好評。前回の 「ガトー・ブルトン」 と同じレシピ本なのよね。これまでにこの本から3つ作って、どれも大成功だった。これからも長いお付き合いになりそう。


6時すぎに自習は終了。I さんWさんと7時近くまで描き続け、「浜の母や」 で夕食。ここは 「鮪づくしのにぎり」 がとっても美味しい。I さんの息子さんとそのGFも合流し、にぎやかに歓談しているうちに、ああ、もう9時。発表会の集合時間まで12時間しかない。く〜っ! 「頑張ってね〜!」 と声援を受けながら、10時近くに店を出る。


帰りの車内では、手すりのすぐ横の席に座り、書評の本を読んでいた。突然、ど〜んという音と小さな悲鳴。目の前に男性が倒れていた。仰向けで、大きな目を見開いて、年齢は50台後半ぐらいか。ゴツンと音がしたから頭を打っているかもしれない。脳梗塞?! と思ったらよろよろと立ち上がり、元の手すりの位置へ。ただの酔っ払いだったか。読書に戻ってまもなく、その男性がまた倒れた。同じように仰向けで、目を見開いたまま、今度は立ち上がる気配がなく、顔に血の気がない。ひとりの女性がかけ寄り、携帯で男性の状況を説明して指示を仰いでいる。医療関係者か? ちょうど私が降りる駅に着いたところで、「降ろした方がいいよ」 という誰かの声に数人で男性を駅のホームに運ぼうとしている間にも、電車のドアが閉まりかける。この時間、ホームに駅員の姿はなく、中ほどの車両なので最後尾の車掌にも見えないらしい。ひとりが車内の非常ボタンを押し、別のひとりが車掌のもとへ走る。駆けつけた車掌から連絡を受けて別の駅員が到着。男性は 「大丈夫ですから」 を繰り返すが、座ろうとしても後ろに倒れてしまう状態で、ホームに寝かされる。酔ってはいるらしいが、2回とも頭を打っているので病院に行った方がいい、と誰かが言うと、「もう救急車を呼びましたから」 と先ほどの女性。電車は発車し、あとは救急車の到着を待つばかり。私がその場にいてもできることはなさそうなので、改札に向かった。すぐ近くの席にいたのに、結局最初から最後までただの傍観者で、なんにもできなかったなぁ。それに引き換え、あの女性の対応は素晴らしかった。そういう人が居合わせてくれるかどうかも運不運かもしれない。


帰宅して、まずは窓を閉め切ってアルパを弾く。一応は弾けるのよ〜、今はね。とりあえず着て行くものは決まった。足元は、行き帰りはやっぱり下駄で、リハーサルと本番の間だけはく靴を持って行こう。年に一度の発表会の時だけ使うアルパのカバーも準備OK。さて、どうなりますことやら。


… お風呂に入って、すでに2時を回ってしまった。明日は7時40分の電車に乗る。… 起きられるか?!