まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

お寺の庭で

maru992006-09-18

ほどほどの時間に起きて、いつもどおりにまずは珈琲を楽しみ、メールチェックやらなんやらをひととおり済ませ、それからようやく仕事にかかる。夕べのうちに見直しだけ終えておいた25ページの契約書の修正。ひととおり終わって送信したのは午後1時半すぎ。連休の今日を納期に指定してきたから、休日出勤で対応するほど急ぎのプロジェクトなのだと判断してこちらも急いで仕上げたのだけれど、結局、受領確認の連絡は一切なかった。連休明けにすぐに作業できるように前の日のうちにもらっておこうということだったのかしらん。ちょっと拍子抜け。


5ページの契約書は納期が明日だからひとまず置いておくことにして外出。明日が伯母の三回忌なので、今日のうちにお墓参りを済ませておこうと、信濃町のお寺に向かう。本来なら親戚一同が集まって三回忌の法要をしなくちゃいけないところなんだけど、ウチの場合はわずかに残った親族も縁が薄くて、母の三回忌も私ひとりで、墓石の前でお経をあげてもらっただけだった。しかも今回は、直前までスケジュール調整がつかなかったので事前にお寺への連絡も入れずに、お経すらもはぶいてしまい、「大事なのは気持ちよね」 と伯母と自分に言い訳をして、こっそりとお墓参りだけ済ませて帰ってこようという心づもり … だったのに、門をくぐった途端にご住職にバッタリ。逃げも隠れもできない状態。「もうすぐ伯母さんの三回忌なのに連絡ないから心配してたんだよ」 と先に言われてしまった。いやはや。あれこれと言い訳をすると、「何もかもひとりでやってるんだから、忙しい時は無理することないよ」 とご住職。ありがとうございますぅ。… ってことで、お経はやっぱりパスで、お線香だけ頂いて無事にお墓参りを済ませる。隣りの墓石には、伯母の告別式にはるばる来て下さったのにその後1年経たないうちに孤独に耐えかねて自ら命を断ってしまった方の名前が刻まれた跡がまだ真新しい。先に逝かれたご主人ともども安らかでありますようにと手を合わせる。


さて、お腹が空いちゃったな。信濃町ではめったに食事なんてしないんだけど、駅の近くでぐるりと見渡すと、陸橋の向こうに長崎ちゃんぽんの看板がある。ちょっと心惹かれて行ってみた。注文したのは珍しい味噌ちゃんぽん。でもそれほど目新しいものではなく、つゆがしょっぱくて、あとで喉が乾きそう。ほとんど食べ終えたところで、つゆの上になにやら黒い小さいものが浮いているのに気がついた。ゴマか? すくってナプキンの上に乗せてしげしげと見る。えっ?! 虫?! さらによく見る。虫じゃん! 小さな小さな … ハエ? よく分からないけど、確かに虫に間違いない。いや〜ん、気がつかずにほとんど食べちゃったよぉ。その場で店員を呼ぼうかどうしようか迷ったけど、どちみちそれ以上は食べる気がしないから、ナプキンごと持参してレジに向かい、店長らしき男性に説明して虫の乗ったナプキンを見せると、当然ながら平謝りで、お金はいらないという。「でも気がついたのはほとんど食べ終えた後でしたから」 と払おうとしたんだけど、「とてもとても頂けません。どうかこのまま」 と懇願するように言うので、そのまま店を出た。そういうつもりじゃなかったんだけどなぁ。ま、いいか。二度と行かないしぃ。


着物のお店から何度となく電話をもらっていたので、北千住で途中下車して寄ってみる。「どうしても見て頂きたいバッグがあって」 って、こういう電話はコワイんだよねぇ。いかんぞいかんぞ、と強力な牽制モードだったんだけど、見せてもらったその途端、完全にノックアウトされてしまった。ああ、なんて意思の弱い私。でもこの押絵のキツネはあまりにもかわいすぎるぅ。「でしょでしょ」 と喜ぶ担当さん。降参せざるを得なかった。ぐすん。ちょうど担当さんが休憩に入る時間だったので、誘われるまま一緒にレストラン街の喫茶店でケーキセットをご馳走になる。そこで展開されたのは京都旅行のお誘い。時代祭りを事前に用意した席でゆっくり見ることができるというそれはそれは垂涎ものの企画 (時代祭りを見ない場合は京本正樹のトークショーというのはどうなんだろうか)。でもねぇ、旅行代金の何十倍もの着物を買うことになっちゃう大変なリスクが伴うからねぇ。十月の終わりはただでさえ同期会と管理組合理事会の引継ぎとでバタバタしてるから無理っぽい、とひとまずはお断りを入れておく。


帰りにスタバで5ページの契約書の見直し。30分もあれば終わるはずだったのに、いつのまにか居眠りしてしまい、それも熟睡してしまったらしく、結局1時間半近く長居してしまった。帰り道も足が重くて、相当に疲れがたまっているのを実感。自宅で修正をして、送信したのは10時すぎ。すぐに担当の先生から受領確認のメールが入る。いつも即レスだから安心できる。


仕事が終わったところで、ガトー・ブルトンに再挑戦。経堂の絵の教室の皆さんに、と6個焼いたものの、自分の口には入らなかったので、ちょうど人に会う予定もあるのでレシピの倍量で3個分。生地を仕込んで冷蔵庫にしまって、今日はここまで。


お風呂で読み始めたコミックス。人間関係が複雑にからみあい、泥沼状態でまるで昼メロみたい。でもいやな感じはなくて、一体どうなっちゃうのかと興味津々で読み進み、分厚い全2巻もページが残り少なくなってきて、こんなに少ないページ数でどう収拾をつけるつもりかと不思議に思いながら一気に読了。ところが、収拾がつかない! 最後のページには、「この作品は未完です」 って、なんじゃそりゃ! しかも作者のあとがきには、「いつか描きたいな、続編」 とある。それはないだろう! わざわざ文庫化して、そのカバーで 「全2巻完結!」 とハッキリうたっておいて、未完って。なんだか巧妙な詐欺にあったような気分。この先はどうなるんだろうって、あれこれ考えてしまうじゃないかぁ。ひど〜い!!!