Ｌ＝Ｌｕｎｃｈ

月末が近づいていることだし、１時半すぎには家を出ないといけないから、仕事に本腰を入れるには中途半端な時間のうちに請求書をまとめて作っちゃおう、とまずは請求データの整理から始め、請求書のドラフトを作成し、確認した上で印刷する段階になってハタと気がついた。請求書には普通の印刷用紙より厚手の用紙を使っていて、それを同期会の先生方への案内状に代用しようとして在庫が切れていることに気づいたというのに、まだ補給してなかった。せっかくドラフトしても印刷できないじゃん！　ああもう、どうしてこうニワトリの頭なんだろう。請求書を作り始める前に思い出してもよさそうなものなのにぃ。あきらめてパン教室へ。遠回りして３件の店をのぞいてみたけど、代用できそうな別の用紙さえなかった。やっぱりハンズまで行くしかないかぁ。

Ｌ＝ Lunch で 「クロックツナ」。一応クロックマダムに由来しているものの、要するにコーンとツナの惣菜パン。生地を発酵させている間にツナ缶の油をよく切って、コーンと塩コショウとマヨネーズで下味をつけておき、６分割して楕円形に伸ばした生地にのせていく。その状態で二次発酵させたら、思ったよりふくらんで隣同士がくっついてしまった。思わず指で離そうとしたら、先生からストップがかかった。先生がハサミを取り出し、天板の上に敷いてあったオーブンペーパーに切り目を入れ、ペーパーごとずらすと、くっついていた生地が自然に離れた！　なるほど〜！　焼き上がりに飾りっぽくマヨネーズを斜めがけにして、パセリをちらして完成。具をいろいろ変えても楽しめそう。

スタジオの冷房が強かったせいか身体が冷えてしまい、グツグツ煮えてよく味がしみていそうなおでんに心が動く。パン教室もなんやかやと荷物が多いし、今日はもう用紙をあきらめて直帰しようと決めて、おでんを買い込む。いや待てよ。請求書に今日の日付を入れちゃったか。それに出かける用事は今日のうちに済ませておいて、明日は引きこもって仕事をした方が効率的かもしれない。結局、パン教室の荷物と焼きたての惣菜パンとアツアツのおでんを抱えた状態で地下鉄に乗り、北千住のハンズへ。おでん買う前にもっとよく考えるべきだったねぇ。

用紙だけ買ってさっさと帰るつもりだったけど、幸か不幸かハンズは恒例メッセの真っ最中。ついついいろいろ見て回って、それでもなんとか最小限に抑えて、用紙は今後のことも考えて１００枚入りを３パック。重たい荷物にヘロヘロになりながら６時近くに帰宅すると、何日か前に投函した同期会出欠ハガキの返信の第一弾が届いていた。４通のうち３通は宛先不明で戻ってきたものだったのでガックリ。でも最後の１通は、もう２０年ぐらい前にちょっとしたことで疎遠になってしまい、ずっとずっと会いたいと願い続けていた人からで、出席の通知！　やったぁ！！　

さて請求書。買ってきたばかりの用紙で印刷を済ませ、仕上がりを確認しようとしたら … うそっ！　色が違う！　ベージュがかってる。店内では照明のかげんか、いつものアイボリーと信じて疑わなかったのに。しかも３００枚も買っちゃったのに。く〜っ！　

印刷している間にコーヒーを入れていた。美味しいコーヒーでショックから立ち直ろう、とポットからカップに注ぐと、ん？　麦茶より薄い不思議な液体。なんで？　毎日ヘビーに使っているから、コーヒーメーカーが壊れちゃったかなぁ。フタを開けてみると、そこにはなんと！　挽かずにまるのままのコーヒー豆がぎっしり４杯分、フィルターにくるまってホカホカと湯気を立てていた。いやぁ、もう力が抜けて、思わずその場に座り込んじゃったよ。自分のオバカさは十分承知しているつもりだったけど、まさかここまでとは …！！！

気を取り直し、３時すぎまで仕事をした。幸い仕事ではポカはしていない … 多分。