まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

布草履

かろうじて9時前に目が覚めたものの、ついつい仕事より昨日のまとめを優先してしまい、なんのことはない、仕事なんてまったく手をつける余裕もなく、午後から南千住のユザワヤへ。裏磐梯から帰った後、ガラス細工を帯留に加工するための金具を買いに行った時に、ふと目についた布草履の体験講習会に申し込んでおいたのだった。仕事は気になったけど、どうもキャンセルするのって好きじゃないのよね。


2時からのスタートに十分間に合うように到着したのに、入口すぐのレジできいてみると 「1時半から始まっています」 って。何それ! まだ誰も申込していない時点でいちばんのりで、その場で時間を確認して手帳に書いたんだから間違いないのに。「何か変更があったらお電話します」 って言ってたのに何も連絡なかったし。… と思わず主張すると、彼女は無表情のまま 「1時半からですから」 とただひとこと。なんだかなぁ。まぁ、予約を受けたのは彼女じゃないんだから何を言っても仕方がないか、と講習のテーブルに行き、遅れたお詫びをすると、講師は優しそうな年配のご婦人で、「必要なキットを買ってきて下さい」 って。それでまた、売場を探してキットを手に無表情な彼女のところへ戻ることに。講習会に参加する前にキットを購入する必要があることぐらいレジで把握して、ひとこと言ってくれれば何度も行き来せずに済むのに! まったく初めての客に対するように、無表情のまま会計終了。


テーブルではすでに2組の親子が体験中で、それぞれ小学生ぐらいの女の子がせっせと草履を編んでいる。私が買ってきたキットを見て、「あ、それ買っちゃいました?」 と講師のオバサマ。へっ? 「それねぇ、生地がやりにくいんですよ」 って、そんなこと分からないもの! もう買ってしまったものは仕方がないのでそのキットでやるしかない。材料の生地は3種類あって、どれも細長く切ってある。メインは紺のニットで、鼻緒になる生地は普通の木綿。問題はニット地に模様として編みこむベージュの無地で、麻が入っているようなザックリとした風合。ニットは両端を引っ張ると自然に丸まって紐になるんだけど、残りの2つはミシンで端を縫って細長い袋にしたのを裏返さないといけなくて、ベージュのは厚くて固いから裏返すのが大変なのであった。講師のオバサマの手持ちの道具ではどうにもならず、私が売場で編み棒を買ってきた。「今後またこの生地を使うときに役に立つから」 と講師が買い取ってくれたんだけど、またしても、なんだかなぁ、とへこむ。


結局、裏返す作業に時間がかかりすぎて、その間に先にスタートしていた2組は終わってしまった。もともと2組とも子供サイズなのに私だけ大人用だから、私の方が時間がかかるのよね。しかも厄介なベージュの生地は伸縮性もないので、慣れない手で初めて編んだら硬くしまりすぎちゃって、細くて長〜い不恰好な草履になっちゃった。ぐすん。でも幸い、編み物と同じで、仕上げをする前なら何度でもほどいてやり直しができる。慣れれば30分足らずで片方編めるそうだけど、予定外のことが重なって、4時過ぎまでかかって編めたのは片方だけ。すでに時間切れなので、仕方なく未完のまま一式持ち帰るはめになり、もうめちゃくちゃ不完全燃焼。ただ、講師のオバサマは本当に感じのいい方で、来週また来る予定があるから、もし家でやってみて分からなかったら遠慮なくききに来て下さい、と言ってくれた。


そうは言ってもねぇ、今日中になんとかしておかないと、今日やった分まで忘れてしまいそう。仕事が気になりつつも、家で自分でやってみる。一応は簡単な説明書がついているので、もう片方はどうにか自分の足に合う形にできた。細く長くなっちゃった方もほどいてやり直し。イマドキの草履はビニール紐と針金ハンガーを使って作る。アイデアとしては悪くないけど、風情はまったくないねぇ。原理は指編みと同じなのよね。分かってしまえば簡単。ちゃんとはけるモノになった。でもフローリングだとツルツルすべりそう〜。


またしても遊びについつい時間を費やしてしまったので、その後はマジメに英訳に励む。たまたまBSで深夜にイッセーさんのライブが録画で放送されていたので、それが終わる3時すぎまで。でもって明日は、イッセーさんの生ライブ♪ (仕事が終わっていないのに!)