７時の目覚ましで７時半に起床。昨日のキッシュもどきの残りで腹ごしらえを済ませ、８時すぎに着付を始める。今日は久々に、母が伯母からぶんどって私に遺した着物と帯に、私が自分で作った帯締めをしてみた。全体的に赤系なので、いつになくかわいこぶりっ子している気分。帯枕は使わず、角出しもどきで、スムーズに着付け終了。９時すぎに家を出て、歌舞伎座に向かう。
１０時半の開場と同時に入り、まずは豆大福と豆餅を買う。「いつもありがとね〜」 といつものオバチャン。すっかり覚えられている。そのあと、着物のお店の担当さんに、ひらがなで名前を書いた千社札みたいなストラップを買ったら、「今日の最初のお客様だから」 と飴をくれた。もう端午の節句のグッズがあれこれと並んでいて、自分は無関係なんだけど、お節句の柄の風呂敷に珍しいものがあったのでつい買ってしまった。
３時の終演後、外に出て携帯の電源を入れたら、仕事の依頼が３件も入っていた。ひぇ〜っ。１件はすでに受けた分の追加だから仕方がないとして、もう２件はさすがに無理だ。申し訳ないけど丁重にお断りの返信をして、新橋からゆりかもめに乗り換え、国際展示場に向かう。着物のお店のイベントなんだけど、歌舞伎座だから行けないと言ったら、終わってからでいいから寄ってとお願いされてしまった。まずは担当さんにストラップをプレゼントしたら、「え〜っ！ どうして？！」 とすっごい驚きようにこっちがビックリ。きいてみると、それまでつけていたストラップが夕べ突然プチンと切れてしまい、ガッカリしていたところだという。なんという偶然！ 初めから買うつもりでいたわけじゃなく、ロビーでなんとなくそういう気になったのよね。不思議〜。
さんざんいろんな反物を着物の上から羽織って着せ替え人形みたいに遊ばせてもらった後、福引はクジ運が悪くてまったく当たらなかったけど、お店の経費で担当さんと豪華な食事ができることになり、同じビルにある和食のお店で、加賀料理をご馳走になる。「なかなか言い出せずにいたんだけど…」 と口ごもる担当さん。このところ彼女の身辺では大変なことがいろいろあったので心配していたところ、今月いっぱいで退職することになったという。そうかぁ。そうなんだぁ。もう何日もないから、もしかすると今日で最後になるかもしれない。私が急に何かプレゼントしたくなったのはそのせいだったのかなぁ。ますます不思議な気がした。いろいろな話をしながら途中まで一緒に帰る。お世話になりました〜。きっとまた会えるよね。
予定よりずいぶん遅くなってしまい、家に着いたのは１０過ぎ。ひと息ついて、ほとんど日付が変わるぐらいからケーキを焼き始める。明日は大泉学園で油絵の日で、選んだレシピは桜のケーキ。一見とってもいい感じに焼き上がっているんだけど、中に散らした甘納豆がきれいに散らばっているか、それとも重くて沈んでしまっているか、切ってみるまで分からない〜。
いまだに２月歌舞伎座の感想をアップしていないものの、今日の分は早々にアップしてみた。せっかくだから 「ミーハー芝居帖」 のデザインも桜に変更。自分のＰＣではキレイに表示されているものの、ブラウザによってだいぶ違うみたいだから、心配だわ〜。
