まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ヤケドしちゃいました

maru992005-12-21

我が家には遠い昔、「ママのスープ」 と称するメニューがあった。命名したのは当時我が家に下宿していたイズミちゃんという男の子で、ほめ上手な彼はウチの母親が作る料理を激賞しながらバクバク食べるので、彼女はさらに張り切って、あの時期の我が家の食卓はとても豪華だったような気がする。その中でもイズミちゃんが気に入っていたのが白菜と人参とベーコンだけのシンプルなスープで、ごく短期間だった下宿生活を終えて帰るとき、「このママのスープの味、忘れないよ」 とかなんとか言ったらしい。それ以来、「さぁ、今日はママのスープよ」 と嬉しげに宣言しながら出てくるメニューとあいなった。スープでも作るかな、と思った時にまず思い出すのがこのメニューで、たまに作ってみるのだけれど、なかなかあの味を再現できない。別に手の込んだメニューじゃないんだけどなぁ。やっぱり 「記憶の付加価値」 がないせいかしらん。


とかなんとか考えながらこのスープを作ったのは夕べのことだった。白菜まるごと1つ分が入る大きなお鍋で作ったスープを今朝あたため直し、空気穴からシューシューと蒸気が上がっている状態で火を止め、フタをあけようとした時に右手がすべり、その途端、左手に激痛が走った。左側だけ開いたところから蒸気が集中的に出て左手を直撃したらしい。真っ赤になった指をすぐ流水で冷やしたものの、この寒い時季、冷え性がひどいから指を水で冷やしているだけで全身がゾクゾクしてくる。まぁ、蒸気だし、大丈夫だろう、とタカをくくってある程度冷やしたところでやめてしまったのが間違いだったのか、その後にジンジンヒリヒリと痛みがひどくなってきた。再び流水で冷やしてみるものの、また全身がゾクゾクして中断。何度か繰り返したあと、机の上に保冷剤を置き、その上で指を冷やす方法をとってみがけれど、それだとパソコンの作業ができない。な5らば、と思い出したのが凍らせてあるゼリー。包丁で半分に切り、ぬらしてしぼったカット綿を指先に広げた上に凍ったゼリーをのせ、ラップで巻いて固定してみる。異様な光景ながら、軽いし、指は動くし、冷たさもいい感じ。しばらくはそのままで快適に過ごせたものの、ゼリーがすっかり溶けたところではずしてみたら、痛みはちっとも引いていなかった。あうう。


その後も保冷剤で冷やしていたけれど、3時からマッサージの時間。不思議なことに外を歩いている間はまったく痛まないのに、座ってしばらくするとジンジンしてくる。マッサージの先生にアロエクリームをもらってすり込んでみたけれど、マッサージで血行がよくなるにつれ、なおさらジンジンジンジン。うつぶせの間、ベッドの下の金属のポールが冷たくて気持ちいいので、ずっと指先をあてていた。


途中の薬屋で状況を説明したところ、すすめられて購入したのがパイロールという軟膏。「コレがいちばん優秀」 とのことだったけれど、すっごく臭〜い! すり込み、すり込み、渋谷に向かう。駅まで歩く間は痛くないのに、車内で座ると途端に痛くなるのはなぜかしらん?


原宿クエストでのイッセーさんのライブの開場時間まで1時間の余裕をもって到着。前の晩に場所を確認しておいたビルケンシュトック原宿店へ。竹下通りを十数年ぶりで通る。相変わらずすごい人。渋谷のセンター街より歩きにくい通りを抜けたところに、めざすお店を発見。アルパのレッスンに行った際にレッスン室の玄関にあった先生のビルケンシュトックに一目ぼれして、すぐにネットで注文した最初のビルケンは、はきやすいもののワンサイズ大きかったみたいで、1つ下のサイズを再びネットで注文してみたところ、まさにジャストサイズで、お気に入りの一足になった。あまりのはきやすさにそればかりはいているので、もう一足ほしくなったのだけれど、ネットの色と実物とはだいぶ違っていたし、デザインによってはきごこちもかなり違いそうなので、実物を試したうえで買いたかった。そんなわけで来てみたお店で、そのときもはいていたスウェードビルケンと同じ形で素材も色も違うのをチョイス。へへっ。決して安くはないけれど、これだけ履き心地がいいと、他の靴を履く気になれなくなっちゃう。そのぐらい履き心地のいい靴ってなかなかめぐり会えないからなぁ。


エストではちょうど開場したところ。いつものフリードリンク・フリーフードが今回は特に豪華で、手巻き寿司にいなり寿司、何種類ものサンドイッチやラスクにプチケーキ、フルーツパンチまであって、なくなるたびにどんどん補充される。そういえば昼食もとっていなかったのに、すっかりおなかいっぱい。どれだけコストがかかっているのかなぁ。いつもどおり先着何名か限定のマッサージコーナーもあり、ロビーのさりげないクリスマス・デコレーションも気がきいている。今年は各地で素人さんたちが数日間のワークアウトを経てイッセーさんと共演する企画が行われていたせいか、その参加者と思われる人たちでスタッフの数もふえていた。ますます充実していくなぁ。


ヤケドのジンジンがおさまらないので、空のカップに氷と水を入れてもらい、冷やしながらライブに臨む。いつもながら圧倒的な面白さ。すっかり定番となった 「大家族」 シリーズも、新たな展開でさらに今後が楽しみ。でもステージの充実ぶりと反比例するかのように、イッセーさん、またやせたような…。


ライブが終わって帰路に着く頃には、ようやくジンジンがおさまっていた。帰宅してから、1話か2話だけロズウェルを見るつもりが、思いがけないストーリー展開に目が離せなくなり、最終回までの6話分を一気に見てしまった。第3シリーズの最初の方はとってつけたような感がなきにしもあらずだったけれど、後半はすごかったなぁ。このシリーズ、海外ドラマの中では 「奥様は魔女」 と 「ER」 と並ぶマイベスト。


すでに6時になろうかというところで寝ようとして、ふと左手の指を見ると、ひょえ〜っ、いつのまにか1センチぐらいの大きな水ぶくれができてる! そこでつい写真を撮ってしまうのはこの日記を始めてからの悲しい習慣。