まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ダリア ダリア ダリア

maru992005-11-08

ピピピピピッとなにやらアラームのような音がした。まだ夢うつつの頭で考える。携帯の着メロじゃないし固定電話の音でもないし、ガスのアラームが鳴るはずないし…。あ、止まった。スーッと眠りに戻る。またピピピピピッと始まって、ようやく意識がハッキリしてくる。あれは、そう、携帯のアラーム。生活改善プロジェクト推進のために(?)昨日の朝7時半に起きられるようにセットしたまま解除していなかった。でもリビングに置きっぱなしだから小さな音なのに、よく聞こえるなぁ。ふと気がつくと視界は真っ暗。朝のはずなのに? と思ったら目を開いていなかった。というか、目の上に目枕がのったままだった。夕べ寝る時にのせたまま、私ってば寝てる間に寝返りひとつ打たなかったのかしらん。寝相がいいというよりは、睡眠中も運動不足?


早いうちから仕事を始め、判読不能の部分が増えてきたので、担当の先生にメールで問い合せる。送信した途端に気がついた。先生は確か今週ずっとアメリカ出張中だっけ。早く気づけよ〜。数時間後に、出張中のため手元に資料がなくて確認できないから待ってほしいという、とても律儀な返信が届く。「出張だって知らせておいたでしょ?」 と言われて当然の状況なのに、まるで何も言わずに行ってしまったかのような恐縮ぶりで、いやぁ、申し訳ないったら。


夕方、1週間ぶりで泳ぎに行く。まだ空いている時間なので、まずはゆっくり平泳ぎ。PCの前でちぢこまっていた身体を隅々まで伸ばすつもりで、水面を広がっていく波紋をイメージしながら、スイーッ、スイーッ。クロールは、肩を回すことに重点を置いて、ブル〜ン、ブル〜ン。そのうちクロールでビュンビュン泳ぐ人が入ってきたので、同じペースでグングン泳いでいるうちに、だんだんテンションが上がってきた。私にはちょっとハイペースすぎるんだけど、必死でついていく。きつい。でもそのきつさがなんとなく気持ちがいい。苦しいよぉ、でも気持ちいいよぉ、という自虐的でちょっとあぶないウルトラハイテンション。


プロントで書評の本を読み終える。一気に読み終えてしまうような種類の本ではなく、普段なら何日もかけてダラダラ読むはずが、さすがに書評を書くという目的意識があると集中力が増して、2日で (プロント2回で) 読了。この本を評するのは難しそうだなぁ。


さらにお風呂で、「お菓子放浪記」 の文庫版を読み終える。これもお風呂2回分で読んじゃったな。昔、テレビドラマで見て、すごく印象に残っている。調べてみたら放送は76年から77年にかけてだから、中学生の頃か。「お菓子の好きなパリ娘」 という歌もこのドラマで知って、すごく好きだった。飽食の時代に育った子供たちから、常に空腹で貧しかった主人公の境遇がうらやましいという手紙が届いたという。「欠乏というゼイタク」。お菓子に夢を持てることがうらやましいという彼らの閉塞感。夢を持つことが難しい時代。あのドラマをリメイクでなく、坂東正之助 (現 河原崎権十郎) 主演の当時のままで再放送してほしいなぁ。




お菓子放浪記
posted with amazlet on 05.11.09
西村 滋
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