まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

イタリア料理店にて

maru992005-05-14

I さんのバースデー当日、まずは夕べ焼いたシフォンケーキを型からはずす。ドキドキ。慎重に、慎重に。スパイスのとってもいい香り。これまで毎回別のレシピでいくつかのシフォンケーキを作ってきたけれど、今回のレシピはメレンゲの量が一番多い分、でき上がりのケーキが今までの中で一番やわらかい。竹串をさした時に固い感触があったのは勘違いらしく、どこも焦げてはいなかった。でも途中でオーブンから出したせいもあるのか、ちょっと型くずれしてしまったのが残念。たまたまジャストサイズだった円筒形の空き箱を逆さにして、フタにアルミホイルをしいてケーキをのせ、上から箱の本体をかぶせる。これでシフォンケーキの準備は完了。その他に、I さんへのプレゼント第1弾のバレッタとWさんへのネックレス、失敗か成功か微妙なバターケーキ6個、I さんに頼まれて購入したもののまだ渡していなかった4月歌舞伎座の筋書もバッグに入れて、大荷物で家を出る。途中の和菓子屋で前回大好評だった生クリームどら焼きも買い足したので荷物がさらに重くなり、私はなぜか左肩にショルダーバックをかけられないので、すべて右肩にずっしり。


大荷物が邪魔にならないように気をつけながら池袋駅の混雑をかき分けかき分け進んでいくと、目の前に偶然、知り合いを発見。私のすぐ左を通り過ぎていくところだったので、声をかけるまもなく反射的に左手で相手の腕をむんずとつかんでしまった。驚かせてごめんね〜。大泉学園駅の周辺では、歌舞伎役者の中村東志也さんとすれ違った。クリスマスパーティーでちょっとお話ししたんだけど、覚えてるはずがないから声はかけない。視力が悪い割には目ざといワタシ。


今日の自習日はにぎやかだった。いつもは I さんWさんと3人だけなんだけど、武蔵美で I さんが日本語を教えている中学からの留学生Tさん (♂) が指導に来てくれることになり、独学で日本画を10年近くやってきたというBさん (♂) も初参加。今、私が描いてるのは I さんの腕に抱かれたコーギー犬のナオちゃんなんだけど、セーターの腕とスカートやバックの部分が平面的になってしまい、立体感が出ないのが悩みだった。この絵は自習日だけで描いてるので教室の先生に見て頂く機会がまだなかったから、悩みつつそのままになっていたのがTさんの指導で大変化! と〜っても嬉しかった。Bさんが今後も継続することになったので、他にも希望者がいれば参加者を募り、教室として拡張する可能性も出てきた。あまり大人数になると私のケーキが追いつかないけど、そのときはそのときでまた考えよう。


さてティータイム。バターケーキはやっぱり失敗だった。バターの味しかしないこと自体はバタークリームとして正しいものの、有塩バターではくどくなりすぎてしまうらしい。冷凍して持参した甲斐なく廃棄処分決定〜。形はかわいらしいから、機会があればクリームを変えて再挑戦してみよう。自分としては最初から失敗だと思っていたのでショックはない。それより心配だったシフォンケーキは、果たしてこれまでのいろんなシフォンケーキの中で一番美味しかった〜!!! しっとりふんわりの食感といい、スパイスの香りといい、甘すぎない上品な味といい、さすが藤野真紀子さんのレシピだなぁ。でもウチのオーブンではレシピどおりに作ることができない。これまでにも庫内が小さくて不便に感じることがなかったわけじゃなかった。大きいオーブンに買い換えようかなぁ。今は電子レンジとオーブンとトースターの3つが別々だけど、最近は1つでこの3つを兼ねる機種もあるらしいから、スペースの節約にもなる。でも故障しているわけでもないのに買い換えるなんてもったいないかなぁ。悩む〜。


と〜っても有意義な自習日の終了後、Tさんはコンビニのバイトへ、Bさんはお帰りになり、私たち3人は前にも行ったことがあるイタリア料理のお店へ。ピザはないけど他のメニューは充実している。前菜はクラテッロという生ハムを選び、パスタはクリームソースのとペペロンチーノの2種類。子牛のグリルは1人分ずつグラム数で指定できる。どれもとっても美味しかった。


帰りの電車の中では、I さんにお借りした画集に見入る。Tさんの先生でもある木下晋さんの気が遠くなるぐらい緻密な鉛筆画。すごすぎる!

生の深い淵から―ペンシルワーク
木下 晋
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