まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-09-26

伯父からの電話で起こされた。7時すぎ。伯父にしては遅い方だけど、頼むから8時すぎにしてくれ、と思わず言ってしまった。本音を言えば、二度とかけてきてほしくないところだ。

用があるからかけてきたのだろうに、言い出しにくいらしくモゴモゴしていてらちがあかない。「お墓の字彫りのこと?」 と水を向けると、今回は費用がかかりすぎるからやめようと言う。え〜? ご住職に了解しましたって言っちゃったよ。でも伯父がやらないと言うなら無理強いはできない。でも伯父が言いたいのはその件ではないらしい。「書類関係はそっちにあるんだろ?」 「なんの書類?」 「ほら、いろいろあるじゃないか。法律的なこととか」 ピンときたけど、「法律的なことって何?」 ととぼける。「法律的な手続とかあるだろうって息子も言ってるからさ」 なんでそこで息子が出てくるのよ。お寺にも伯母の家にも20年以上も顔すら出していない息子が口を出す筋じゃないでしょ。「何の手続?」 としつこくとぼける。「委任状とかさ」 なんだそれ。伯父の頭にあるのは遺言書のはずなのに。仕方ないから 「財産のこと?」 と親切にきいてやったら 「そうそう。それそれ」 だって。朝っぱらから疲れる。遺言書は確かにある。10月の納骨の日に見せるつもりでいた。そう言ったら 「それならいいんだ。朝早くから悪かったな」 と伯父は猫なで声を出した。けっ。

電話を切ってから気が変わった。お寺には人の目もあり耳もある。他人様の耳に入れるようなことじゃないんだから、コピーして送ろう。どうせ感情的になるなら、面と向かうより電話の方がいい。

朝から気分悪! 雨だし。でも今日は歌舞伎座だから、気持ちを切り替えて出発。今月から一等席に昇格で、昼は3列目、夜は2列目で、どちらも花道に近い通路沿いというとってもいい席なんである。

昼の部は、ノリにのってる勘九郎の 「一本刀土俵入」 が光るものの、あとは可もなく不可もなく。「一本刀」 も相手役の福助に大いに不満だったしぃ。

夜の部が始まる前にお茶でも、と I さんと一緒に外へ出たら、なんと I さんがやむなく路駐した車にしっかり駐禁のイエロータグが! ケーサツが来たのはほんの40分ぐらい前のことだった。罰金1万5千円。せっかくゴールドカードになったばかりなのに、ついてない〜。

夜の部はじめの「重の井子別れ」 は苦手な芝居。案の定、うつらうつら居眠りをしてしまった。いい席すぎて、目が覚めたとき舞台の上の勘之丞さんとしっかり目が合ってしまったような…。

夜の部もやっぱり魅せるのは勘九郎。「宇都谷峠」 を初めて面白いと思った。今日はCSの歌舞伎チャンネルで5時間にわたる勘九郎の特番がある日で、家に帰ると教育テレビでもNY公演の放映をしていた。勘九郎オンパレード。

地下鉄のホームで電車を待っているところへ、中学時代の同級生から久々にメール。ボウリング大会だぁ? しかも2ゲーム強制? そんな元気はないぞ。間違いなく腕が筋肉痛でアルパ弾けなくなっちゃう。… と難色を示すと、ボウリングはまだ先の話だから、とにかく近いうちに一度顔を出せって。どうせ病院の精算もまだだから来週中には行くけどさ。でも終電まで飲む気はないぞ〜。