まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992004-04-20

デニムの作務衣に素足でも暑いぐらいの陽気。病室で配る兎の形のかわいい一口饅頭「春うさぎ」と、伯母のリクエストの海苔巻き3種を買って病院に着いたら、事務の女性スタッフが「お帰りなさい」だって。どうやら外出から帰った入院患者だと思われたらしい。確かに入院してたとき作務衣をパジャマ代わりにしてたけど、1時間半もこの格好で電車に乗ってきたのに〜。看護婦さんに話したら大笑いされた。

病室に入ると、伯母の向かいのベッドが片付けられていた。土曜日に行ったときには近いうちに別の病院で目の手術をするって言ってたのに、夕べ真夜中に苦しみだして明け方に亡くなったそうだ。お見舞いの人が来るたびに辛い辛いとメソメソ泣いていたけど、土曜日には孫が来て、初めて笑顔を見せていたのに…。確かに痛みのあまり夜中でもうめき声をあげるので、伯母も眠れないと言っていた。でも亡くなったその日だっていうのに、例の戦う家系のおばあちゃんは「これで皆よく眠れる」なんて言う。本当にいやな人。今日も伯母のベッドに貼りついて離れないので閉口した。早く退院してくれ〜!

車椅子に伯母を乗せて歯医者へ。1月9日の入院以来初めて外に出た伯母は、「こんなに陽射しが」「風が気持ちいい」「緑がきれい」と楽しげ。待合室も診察室も車椅子のままでOKなので助かった。入れ歯の噛み合わせが悪いというので調整に行ったのだが、先生の話では、やせたからといって顎の骨が縮むわけではないので、噛み合わせの問題ではなく、口の中で入れ歯があたる部分に傷ができているので、それが痛くて噛めなかったんだろうと。「痛いなんてひとことも言わなかったじゃない」と思わず私が言うと、先生の方が優しくて、「日本語は表現が難しいよね」と伯母をフォローしてくれた。あたる部分を丹念に削ってくれて、調整終了。1週間様子を見て、来週確認することになった。

病院に戻ると、すでに向かいに新しい人が。回転が速いなぁ。

「お帰りなさ〜い」と看護婦さんたちに迎えられ、伯母はすっかり上機嫌。車椅子を返却しようと、ふと伯母の足元を見ると…歯医者さんのスリッパはいてるしぃ。またまた看護婦さんに笑われながら、返しに行く。トホホ…。

今日の夕食はうどん。海苔巻きをガブリとかじり、しっかり噛めると大喜び。よかったよかった。

夕食後にリハビリ科の先生がきて、足の筋肉が落ちてしまっているので力をつけるためのリハビリを開始することになった。いつもなら途端に不安な顔をするのに、今日は久々に外出したし入れ歯も治ったので気分がいいらしく、「頑張ります」なんて言ってる。ハイなテンションが下がったときに気が変わらないといいんだけど。

めっちゃ頑丈な私にしてはとってもとっても珍しく、喉がヒリヒリと痛い。風邪の原因になるようなこと、なんにもなかったけどなぁ。たまに咳も出るので、さすがに泳いでる場合じゃなさそうだからスポーツクラブはパスして帰宅。早寝するつもりがもう1時すぎちゃったけど、ビタミンCを大量摂取してよ〜く寝ようっと。