まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

入院3日目

発端の土曜日から緊急搬送された月曜日までの経緯を一度アップしたのだけれど、一人暮らしで入院中ということは留守だと喧伝しているようなもので防犯上よろしくないかも、と気になって下書きに戻し、「都合によりしばらくお休みします。」と投稿。

そんな3日目の朝も体温・血圧測定で始まり、昨日は6時すぎにすぐ始まったのに今朝は7時近くとゆっくり。 看護師さんが向かいのベッドの方に今日の日付を尋ね、「6月…25日?」と不安げながら正しく答えたのに、「惜しい! 26日になりました」と看護師さん。あれ? 私の検温はそのあとだったので、スマホの日時表示を見せながら小声で「今日は25日ですよね?」と伝えると、「キャッ! やっちゃったー」と明るい。そのあとちゃんと向かいの方に「私が間違ってました。ごめんなさい」と謝っていた。かわいらしい。

隣りの方はなかなか食事が進まず、食べないと傷に栄養がいかなくて治らないよ、と言われても「無理なものは無理」と言い、その後、訪ねてきたリハビリの先生に「味がしなくてまずくて食べられたもんじゃない」と言っていたのでビックリ。私は十分美味しいと思うけどなぁ。食事制限の有無や症状によってメニューが違うようだけれど、減塩でカロリー制限もある私の場合でも、確かにお粥は味付けしてないけど、おかずの中からなにかしらトッピングして楽しんでいる。今朝は温泉卵をのせて卵かけのお粥。 昨日はとろみが付けられないからとパスした牛乳も今日からはOK。パックの牛乳をストローでチューチュー飲むなんて小学校の給食以来じゃないかしらん。

10時前にMRIに呼ばれ、車椅子で移動し撮影。ああ終わったと思ったら造影剤の注射をして後半戦。長かったー。

そのあとリハビリ室へ。手のリハビリは細かい作業をするのに、MRIから直行するとは思わずメガネを持ってこなかったから、スタッフに取りに行ってもらうことになり、申し訳なかった。

まず手のリハビリ。細い金属棒を1本ずつつまみ、小さな穴に立てていく。30秒のタイムトライアル。テーブルの上のかわいらしいゴマアザラシのぬいぐるみに見守られながら、左手は9本でタイムアップ。まだ違和感の残る右手は、うっかり2本つまんだり取り落としたりしてしまい、利き手なのに7本しか立てられなかった。その後ホットパックで右手を温めてもらったら違和感が和らぎ、とても気持ちが良かった。

続いて「首から上」。口や舌の動きは問題なく、発音はやはりラ行だけ言いにくい。嚥下についてはとにかく少量ずつよく噛んで、意識しながらゆっくり飲み込むように指導された。木曜日は麺の日だそうで、すすってすぐに飲み込むのはNG。またお餅やお団子類、ちくわやはんぺんなどの練り物も要注意とのことだった。

最後に足。左右の足を様々に動かしてから、リハビリ室から歩いて出て周囲出て歩行訓練。右足の裏に違和感はあるものの、ふらつくことなく、大きく手を振って大股で歩くこともできちゃう。なので今後は看護師の付き添いなしで歩いても大丈夫だと申し送りしておくと言ってもらえた。先生のゴーサイン待ち。

病室に戻るとさすがに少し疲れていたけれど、すぐに昼食。鮭のちゃんちゃん焼きがとっても美味しかった。

午後にうとうとしていたら、悪天候の中をWさんがいらしてくださり、お願いした靴下とハガキの他にもビニール袋などを持ってきてくださった。そろそろ時間かな…というタイミングで入院手続きの書類を書くよう声掛けされ、面会終了。ごくわずかな時間しかお話しできないのに遠くから来ていただき、心苦しいけど嬉しい。 手続きの書類に記入する際、入院後一番きれいな字が書けたのも嬉しかった。

そのあと担当医からMRIの結果についてお話があり、出血ではないという当初の所見とは異なり、少量の出血があったようで、無理に手術をすると重度の麻痺が出てしまう箇所だし痺れも格段に改善されているようなので、ここでリハビリを続けていけば、リハビリ施設に転院することなく退院できると思うとのこと。良かった…んだよね?

午後にまた身体を拭いてもらい、レンタルの甚平を着替え、靴下もいただいたものに履き替えた。感謝。

夕方、明日のリハビリの予定を伝えに来た方がカタコトの男性で、独特なコミュニケーションではあったけれど問題はなかった。なのにお隣りさんはひどい態度で、その後に来た看護師さんに猛然とクレーム。態度が悪い、何言ってるか分からない、名乗りもしないって、いやいや、配膳その他のサポートスタッフはいちいち名乗らないから。さらに「あれフィリピンだろ? 臭いンだよ」だなんてひどすぎる。看護師さんがなだめて帰ったあと、婦長代理だという別の方が説明に来ても「あんなのに来てほしくない」と言いたい放題。ところがそのすぐあとの夕食の配膳も同じ男性で、確認のために名前をきかれても喧嘩ごし。さらに「名乗って入って来たかよ!」と怒鳴っていた。何様?! このお隣りさん、病室での通話は禁止なのに自分からかけたりもしていたし、感じ悪ーい!

しゃっくりが出始めると1時間は何をやっても止まらない。今日はたしか4回だから計4時間もしゃっくりが出ていたことになる。先生によるとこれも症状のひとつで、しゃっくりの特効薬はないとのこと。もうとにかく1時間経つのを待つしかない。 もうひとつの困りごとはお通じがないこと。さんざんマッサージしたりしているのに成果がなく、寝る前に下剤をもらった。穏やかに効くタイプ。

そんな3日目のお食事。