まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992015-10-24

幸か不幸か案の定、仕事のゴーサインは出ないまま、3連チャンで遊んだ翌日に絵の教室でまた外出。最近は早めに出かけて大泉学園フレッシュネスバーガーで、毎回同じアボカドベジーで遅いランチをとり、ゆっくりするのがパターンだったんだけど、片付け物やらなんやらでバタバタしていたら時間がギリギリになってしまい、とはいえ何かお腹に入れていかないと、と大泉学園の駅構内のドトールで、厚切りベーコンとゆで玉子のミラノサンド

今回はまず、先生が私を描いてくださった絵に「グリザイユ画法」で着色していくデモンストレーション。「グリザイユ」とはフランス語で「灰色」のことで、赤みの強い茶色の下地の上にグレーの濃淡でディテールを描き込んだ絵(作品展で展示されていたのはこの状態)の顔の部分に、先生が手作りしたブラックオイル(リンシードオイルにシルバーホワイトの顔料を混ぜたものを何時間も煮詰めるんだそうな)を塗り、その上にまずバーミリオンの絵具をやわらかな筆使いでのせていく。それだけでは赤みが強すぎるので、次にイエローオーカーを同じように重ねると、もうそれだけで、例えば唇の部分などは、まるでそこだけ別の筆でピンクに塗ったかのような自然な色合い。陰を強くしたいところには、テールベルトを薄くのせ、ハイライトを入れたい箇所には、白をのせるのではなく、何も絵具をつけていない筆でのせた色をはぎ取り、グレーの濃淡の段階で明るくした、その部分を露出させる。ここまでの段階を経て、あっという間に立体感が増し、思わずため息が出てしまう。これでひとまずデモンストレーションは終了。着色しないままのほうがいいんじゃないかという声も多かったのに、やっぱり着色したほうがいいねぇ、と口々に感想を言い合っていると、「本来はもっと丁寧にやるんですけどね」と言うなり、先生がデモンストレーションで塗った部分をすべて拭き取ってしまった。えええ、と皆ビックリ。完全に乾いた後に作業をすれば、キレイに拭きとってしまうことができる。それも油絵の特色のひとつ。次回までに自宅で仕上げてきてくださるとのこと。楽しみだわー。

そのあと通常の教室に戻り、私のモノクロ写真の絵は、14人すべての人と背景を描き込み、パネルのすべての部分にひととおり色をのせ終えた。問題はこの後どう進めていくかで、ディテールをあまり描き込んでしまうと、かえって今の味わいが消えてしまうおそれがある、と先生。その反面、メインの人物のレースの衿などは細かく描き込んだほうがきっと面白いと。その辺のセンスとバランス感覚が問われることになりそう。

ティータイムには、I さんが横浜までわざわざ買いに行ったというゴンドラというお店のサブレと、到来物のフルーツケーキ。どちらもとっても美味しかった。さらに私が大泉学園の駅前にたまたまあった出店で買った干し芋もプラスして、和洋折衷。

終了後には、いつもおとおり女性陣3人で、前々回と同じ串揚げのお店「Cave8」へ。串揚げ14本にお茶漬けとデザートのゆずシャーベットがついてくるセットで、季節の串として出てきたカボチャや銀杏もさることながら、ミョウガと小エビの組み合わせや、バジル風味のムール貝も絶品だった。話もはずみ、気がついたらあっというまに10時すぎ。

帰宅後、たまたま見たのがEテレの「バリバラ」(バリアフリーバラエティ)特集ドラマ「悪夢」と、NHK の創作ドラマ大賞作品「佐知とマユ」。どちらもそれぞれに強い印象を残す作品だった。再放送とはいえ、深夜での放送なのがもったいないと思えるぐらい。

… そんなこんなで、3時すぎ (^^;