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今月３本めのMETライブビューイングがあるので、しっかり寝て、ちょっと早めに家を出て、東劇のある東銀座を通りすぎ、銀座で降りてユザワヤへ。作品展に少しタティングのアクセサリーも出したくて、ブローチパーツなどをあれこれ購入。それから徒歩で東劇へ。

ベルリオーズの「トロイアの人々」。５時からだから９時ぐらいには終わるのかと思いきや、甘かった。２回の休憩をはさんで５時間を超える長丁場。前回の「アイーダ」と同じ日曜日だけど、空席が目立つ。

トロイ戦争の話で、世界史の知識に乏しいので不安だったけれど、背景が分からなくても十分に楽しめる内容。前半ではソプラノのデボラ・ヴォイト、後半ではメゾソプラノのスーザン・グラハムがそれぞれに圧巻。英雄アエネアスはマルチェッロ・ジョルダーニの降板で若手のブライアン・イーメルが務め、これがなんとも素晴らしく、カーテンコールでも大絶賛。輝かしいMETデビューを飾った。ただ作品としては、部族間の争いの根源を見せられたようなやりきれない思いが残り、後味が悪かった。愛した男が崇高な使命のために旅立っていく。つらくても見送ってあげようよ、とカルタゴの女王ディドーに言いたかった。

終演が10時半近かったので、帰宅してすぐ日付が変わってしまった。よせばいいのに、そんな時間から録画しておいた全豪オープン男子決勝を観戦。ジョコヴィッチもマレーも一歩も譲らずサービスゲームをキープし続け、２セット続けてタイブレイクの接戦。３セットめで均衡が破れ、制したのはジョコヴィッチ。見応えのある試合だった。

作品展の搬入の日なのに、寝る時間がないっ！！