まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992013-01-06

ようやく仕事がはけてから2日目の今日は、今年初めてのエンタメデー。東劇で夜7時からのMETライブ・ビューイングのチケットを取ってあったので、その前に同じ東劇で4時からの映画「立川談志」を観るつもりで、1月のカレンダーにそう書き込んであった。

でも夕べ手織りで夜なべしてしまい、寝たのが朝8時すぎだったから、「観る」イベントの前にはすっかり寝なくちゃ、と5時間寝るつもりが1時のアラームで起きられず、気がついたら2時近く。今からじゃ4時からの映画にギリギリだなぁ。前売券だけだから、どうしても今日観なくてもいいんだけど、たしか12日までの上映で、また別の日に行くのもスケジュール的に厳しいか…。

迷った末に超特急で身支度をして、東銀座へ向かった。上映開始の15分前に余裕で到着。が、始まってすぐに意識があやうくなってきて、前半は記憶があいまい。後半の「芝浜」が始まる頃には睡魔が去ってシャッキリしたのだけれど、「芝浜」はすでにテレビで2回観ていて、この映画で見たかったのは前半だったのに。やっぱり無理するんじゃなかったぁ。

終演後に一度外へ出て、スタバでコーヒーブレイク。オペラは3時間の長丁場だから何か食べないと。でも満腹にしてしまうとまた睡魔に負けそうだから、タルティーヌだけにしておく。

モーツァルトの「皇帝ティートの慈悲」をどういうわけか「皇帝ティーとの憂鬱」とうろ覚えで勘違いしていて、新年早々、憂鬱で暗い話なのかと思っていたのが大違い。まさに「慈悲」こそがキーワードの作品で、モーツァルトならではの美しい旋律とハーモニーにうっとり。「カルメン」でタイトルロールを情熱的に演じたエリーナ・ガランチャが正反対のズボン役で、同じくズボン役のケイト・リンジーと男同士の友情を歌い上げる場面はさながら宝塚のよう。幕間のインタビューで、エリーナ・ガランチャモーツァルト作品は「喉のダイエット」になると言い、タイトルロールのティートを演じたジュゼッペ・フィリアノーティは「喉のマッサージ」になると。言わんとしているところは同じで、他の作曲家の作品以上に済んだ音色と正確な音階を求められることで、悪いクセがついていれば自分で気づいて直すことができ、常に基本に立ち返ることができると。やっぱりモーツァルトって特別なんだなぁ。

大満足で帰宅。明日も早いのに、ついつい夜更かししてしまう悪いクセ … ^^;

写真は、昨日カセから巻いた糸。さて、どんな作品になるのでしょー。