まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992012-08-02

前回の油絵の日に、先生がアトリエとしても使えそうな古い民家を探しているときき、伯母の家がまさに古い民家だけど遠いからなぁ、と思ってそのまま聞いていると、手頃な物件があれば山梨とか地方でもいいと。それならば、と伯母の家の話をなかば冗談まじりでしてみたところ、ぜひ詳しく聞かせてほしいとのこと。でも遠いんですよねぇ、と言いつつスマフォから乗り換え案内で調べてみたら、意外にも伯母の家の最寄り駅から油絵教室の大泉学園までは連絡がよければ1時間ちょっと。これには私も驚いた。ウチから大泉学園までとたいして変わらないなんて。これで一気に先生も乗り気になり、何年もほったらかしで現状がまったく分からないのが不安だけれど、とにかく一度見に行ってみようということになった。そして今日がその日。

伯母が亡くなった後、地続きの隣りの家との売買交渉が行き詰ってひとまず保留となった時、無人のままの家に何かあってもすぐに来てもらえないのは困ると言われ、どっちみち中は空っぽの家だから、と鍵を隣家に預けたきり、すでに足かけ8年。何日か前に電話を入れたところ、ひどくそっけない対応でげんなりしたけども、隣家には今ご両親が住んでいるそうで、鍵を預けておいてくれることになった。手ぶらで受け取りに行くわけにもいかないので菓子折りを用意し、8年も放置した家の現状を考慮して人数分のスリッパと軍手も準備。先生と一緒に I さんも車で来て下さることになり、私は電車で、最寄り駅の加須で合流。

鍵はお父さんらしい人から受け取り、菓子折りを渡しても「ああ」とだけ。まぁいいけどさっ。さらに伯母の家の外に設置したままのプロパンガスのボンベが無人なのに危険だから撤去してほしいと言われた。危険って、もう8年もそのままで何もなかったのに今さら … とは思ったけども、先生がここに住んでくれることになった場合に悪影響があるといけないので、ぐっとガマン。

もう土足で上がっちゃおう、ということになり、中に入ってみると、もちろんあちこち埃だらけでキッチンの床がベコベコだったりしたけれど、思ったよりも状態が良く、これなら手を入れれば十分に使えそう、と先生。ほったらかしでジャングル化している庭もお気に召したご様子。縁側のある昔ながらの造りなので、開け放したままで絵を描いたら気持ちがよさそう、とも。私もこれまで気になりつつ放置していたので、現状が把握できてよかった。

もし先生が住んで下さるなら、住める状態にするためのリフォームは私のほうでするつもりでいたのに、車での帰り道、先生が自分でできるというのでビックリ。ただ先生は今、就活中で、もし地方で就職が決まったら今回の話はナシで、どうなるか決まるのは10月ぐらい、と事前にきいていたのだけれど、たとえ自分は住めなくても、あのまま放っておくのはもったいないから、任せてくれるなら作業を引き受けたい、と思いがけない申し出。いやぁ、意外な展開になってきた。

私の自宅まで送って下さるという I さんに、じゃあ北千住まで、とお願いする。というのは、ルミネのアフタヌーンティームーミンのコラボグッズを展開中で、行きにちょっとのぞいて、帰りに寄るつもりでいたのだった。それなら食事でもしようか、ということになり、マルイの中のシアター1010で一緒に芝居を観た帰りに寄ったお店へ。写真のとおり美しい八寸のほか、生湯葉を滝に見立てた盛り付けなど、感心しながらペロリと完食。求職中の先生だけでなく、私まで I さんにごちそうになってしまった。「暑い中、付き合って頂いたから」って、いやいや、I さんこそ! 油絵の先生にとっては日本語の先生にあたる I さん。面倒見の良さは昔からよ〜く存じ上げているけれど、なかなかできることではないよなぁ、といつもいつも思っている。

いそいそとアフタヌーンティーへ。チェックしておいたお目当てのグッズを迷わず購入。うふふ♪