今日は仕事をしばし中断。自転車に織り機を積んで、手織り教室へ。新年最初ということで、新たに加わった方も含めて月謝の相談。半年分として1人15,000円を集め、先生方お二人に交通費と織り図のコピー代を別計算にして配分し、ひとりだけごくたまにしか来られない人からは、いらした時に1回千円頂くことになり、今日早速お支払い頂いた分は私が預かって、次回まとめて先生方にお支払いすることになった。お金の管理にだけは、いつものうっかりが出ないよう、自重してしっかりやらねば。
みなさん年末年始にそれぞれ頑張って織っていらしたのに、私はほとんど進んでいなかったのが残念。まだ当分、忙しいようだから、長い長いマフラーを次回までに仕上げるのは難しそうだけど、「無理しないでゆっくりね」と先生。いや、ちょっとは無理しないと、いつまで経っても終わらないです〜。
帰宅して、ちょっとひと息ついて、再び出かける。東劇でメトロポリタン・オペラ今シーズンの第6作、グノーの「ファウスト」。東劇では大抵、土曜日から翌週の金曜日までの上映で、普段は斎藤さんのコンブリオがない週末か最終日の金曜日に行くのだけれど、19日から10日間ぐらい仕事に専念しなければならないので、その前に、と今日のチケットを予約していた。
タイトルロールのファウストを演じるのはヨナス・カウフマン。でも彼よりも出ずっぱりで圧巻の存在感なのがメフィストフェレス役のルネ・パーペ。いかにも悪魔という格好ではなく、ファウストとともに白のスーツで、ファウストは黒のネクタイ、メフィストフェレスは赤のネクタイ。いやぁ、もう「パーペ様」と呼びたい。とはいえファウストを食ってしまうというわけではなく、パーペ様の歌と表情に酔いしれた後、ファウストが登場するとあっという間にファウストがさらっていく。そしてまたカウフマンの声と表情に魅せられて、どちらも素晴らしいものだから、ずっとうっとりしっぱなし。この二人に運命を左右されてしまうマルグリッド(ドイツ語の発音がマルガリータなのだから、字幕もそう表記すればいいと思うんだけどなぁ)はマリーナ・ポプラフスカヤ。髪を短くかりこみ、疲れきった姿が痛々しく、暗い瞳が印象的。今シーズンどの作品も素晴らしい中で、インパクトではこの作品がダントツだった。また WOWOW で放送してくれるといいなぁ。
6時半から10時半近くまでの長丁場で、帰宅してひと息ついたらもう日付が変わってしまった。それから仕事をスタートし、例によって朝5時まで。ううむ。この修正案件もかなり手強い。ため息が出ちゃうわ〜。