まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992011-03-12

テレビとパソコンに釘付けのまま日付が変わり、12日。午後4時からの公演が中止になった国立劇場から車で10時間がかりで帰宅されたIさんと、油絵の教室をどうするか相談。交通機関も一部運行が再開されているものの、正常にはほど遠い状態だし、夕方から停電との報道もあるから、夜、暗い街中を歩いて帰ることになったら怖いし、他の人とも相談しないといけないけど、ひとまず中止の方向で。仕事の都合などでどうしても交通機関を利用する必要がある人のために利用を自粛すべきだとも思ったし、そもそもこういう事態のときに片道1時間以上かけて油絵を描きに行くという気にはなれそうにない。

神経が高ぶっているようで眠れるかどうか…と思いながらとにかくベッドに入ると、まだ余震が続いていたので初めのうちは不安でなかなか寝付けなかったのだけれど、いつのまにかZZZ…。インターホンで起こされた。生協の依頼で返品の荷物を取りに来たと。へ? 生協からは1週間後ぐらいって言われたからまだ梱包してませんけど? だって梱包しちゃうと重くて自分じゃ動かせないんだもん。「でも回収の指示が出てますから」とオニイサン。梱包に時間がかかりそうなので、明日来てもらうことにした。こういう時でもバリバリ通常どおりに営業してるのね。

夕方から停電の可能性があるそうなので、懐中電灯と電池式のラジオを準備。何年も使っていなかったから、懐中電灯に入れっぱなしだった電池はすでに残量ゼロで、買い置きの単1電池も相当古いのか使えなかった。単3を単1として使えるカートリッジがあってよかった。さらにレバーを何度か握るだけで電池不要の懐中電灯もあるので安心。ラジオは、考えたらウォークマンでもFMラジオが聴けるんだけど、ウォークマンは停電が長期に渡ると充電できないから防災には向かない。

油絵教室の他のメンバーとメールで相談し、中止が決定。その後、昨日と同じようにパソコンに向かっていたら、キーボードの上に手をおいたまましばらく寝入ってしまっていた。3時間弱しか眠ってないからなぁ。この体勢で居眠りすると、首と肩がバリバリになる。

ひとりだけメールの返信がなかった方がいつもどおり教室に来ていたそうな。携帯電話にもメールしたのに見なかったらしい。申し訳なかった。教室から徒歩数分の方だったのが幸い。とはいえ、ひょっとして中止の連絡がするかも? とは考えもしなかったのかしらん。

ジャパンタイムズは届いていなくて、運送手段が確保できず配達できないため日曜日の新聞と一緒に届けるという説明書きがポストに入っていた。こんなことも初めてだなぁ。

幸い停電することはなく、懐中電灯の出番はなかった。これからもそうであってほしい。

ただパソコンとテレビに見入っていても仕方がないし、かといって残念ながら仕事は途切れたままなので、ひとまず手織りの宿題を済ませてしまおう、と織り機に向かう。当然ながら、昨日からテレビは地震の報道一色で、でもそうそう新しい情報があるわけではなく、同じ映像、同じ説明の繰り返しになりつつある中、独自のニュースソースを持たないWOWOWだけは通常どおり。少なからず罪悪感を抱きつつ、CSIを見ながら手織りで時間を過ごした。せめて節電ぐらいはと、暖房も、手元を照らすスタンドも使わなかった。そのぐらいしか自分にできることが思いつかない。無力。