まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

maru992010-01-17

豪勢な新年会の翌日、8時すぎにシャッキリ起きて、昨日と同じバッグに11個ずつ4つの袋に分けたカップケーキを入れ、11時すぎに家を出て下北沢に向かう。

浅草歌舞伎に続く今年2度目の観劇は加藤健一事務所の「シャドーランズ」。加藤さんは「ナルニア国物語」の作者ルイスを演じ、春風ひとみ扮するジョイと過ごした3年間の物語。自分たちのスタイルを頑なに守ろうとする保守的なオックスフォードの紳士グループとアメリカ女性との歯車がなかなかかみ合わない様子は、おそらく英語で演じることでイギリス英語とアメリカ英語の違いとしても浮かび上がり、もっと強いインパクトを持つだろうと思う。日本語では単なる性格の違い程度にしか伝わってこないのがもどかしい。もうひとつ信仰も大きな鍵になっていて、「神の愛」は日本ではあまり一般的な共感を得にくい面がある(少なくとも私は実感できない)。その2点でこの作品の真価を十分に堪能できたとは言えない気がするのだけれど、それでもルイスの言葉は心にしみて、加藤さんは本当にいい年のとり方をしているなぁ、と惚れ惚れしてしまった。

終演は3時半すぎ。下北沢から北千住まで戻って東武線に乗り換える。幸い東武線のホームに着いた途端に急行が入ってきて、最短の1時間半で到着。2時間を覚悟していたからすごく早く感じた。

事前に電話を入れておいたら、ほかならぬ恩師が駅まで来るまで迎えに来てくれていた。「やつら全員すっかりできあがっているから」と先生が言うとおり、着いてみるとみんなもうとんでもなくハイテンション。それもそのはず、彼らは昼前からハイペースで飲み続けていたのだった。2つの部屋を宴会場にして、キッチンや2階にまで入り込んでいるものだから、全部で何人いるのか数えられない。

電車の中でお腹が鳴りそうなぐらいお腹が空いていたので、ビールで乾杯だけして、温め直してくれたお鍋や混ぜご飯で腹ごしらえ。飲むのはそれから、と思っていたのに、先生宅での一次会は7時でお開き。まだビールをコップに半分ぐらいしか飲んでないのに〜。私が腹ごしらえをしている間に、44個のカップケーキはきれいになくなってしまった。その場で食べるだけじゃなく、女性陣はそれぞれ持って帰る分を確保したらしい。これだからいくつ作っても足りないのよね〜。

二次会のカラオケではサワーぐらいしかないから酔えるはずもなく、聞き役専門。2時間経たないうちに、奥のテーブルでパシッと大きな破裂音。なんとカバーのはずしてあった蛍光灯にぶら下がろうとして割れたのだという。なんでそんなこと! 天井から破片が飛び散ったわりには誰も怪我をしなかったのが不幸中の幸い。

それでもまだ9時だから、と近くの居酒屋で三次会。私はまだすっかりシラフだったんだけど、途中まで一緒に帰る都内組が限界に近い状態だったので、10時すぎに無理やり連れて帰ることに。北千住までなんとか寝ないようにしゃべり続けて、「ここまでくれば大丈夫」って言うからそのまま見送ったんだけど、ちゃんと乗り換えたかどうか心配でケータイに電話しても留守電になっていて連絡がつかない。大丈夫かなぁ。

なんだかバタバタと慌しくて写真も撮らなかったぐらい。でもみんなに会うのは久しぶりだったし、遠い昔に戻ったようなオシャベリはやっぱり楽しい。息子の成人式の写真を見せてくれた母もいれば、息子が成人式に行かなかったと嘆く母もいて、再婚間近のバツイチがいるかと思えば別居中のヤツもいる。なかでもひとりは長年勤めた職場を離れ、転職先が甲府で家族とも離れて単身赴任することになり、来月中に壮行会としてまた集まることになった。またたくさん飲むんだろうなぁ。

帰宅してから、録画しておいた「龍馬伝」の第3回。面白かった! ましゃもさることながら、やっぱり香川照之の存在感に尽きるなぁ。さらにお風呂で「しゃばけ」を読了。前半はちょっと退屈したけど、後半はなかなか面白かった。人気シリーズということで読んでみたんだけど、続きを読むかどうかはビミョーかな。