まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

今日は家にこもって地道にお片付け。本当ならクローゼットとか廊下の収納スペースとか、まだ整理が途中の本の部屋とか、大がかりな片付けが必要な箇所があちこちにあるんだけど、試験前となると机の整理を始めてみたり、みたいな現実逃避でしかないことを自覚しながらも、ふと目についたマイナーなところをいじりたくなったら最後もう自分で自分を止めることができない。

電話を置いてあるスペースの上に小さな棚を作って、そこにフィギュアを飾っている。電話の隣りにはルーターとモデム。今回、フィギュアの整理をするに当たって、実は前々から気になりつつも見て見ぬふりをしてきたケーブルのグルグルをなんとかしようと思い立った。レタスクラブだったかオレンジページだったかエッセだったか、その種の雑誌でだいぶ前に目にしたアイデアを思い出したものだから。単に長いケーブルを巻き取るグッズを使うのではなく、空き箱で目隠しをしてしまうというもの。ちょうどよさそうな大きさの箱を探し、下のほうに2cm幅ぐらいの切込みを入れ、タコ足配線のタップごと箱の中に収納し、切込みから短く出したケーブルを壁のコンセントや機器につなぐ。箱の大きさも切込みの位置もサイズもちょうどいいことを確かめてから、一度すべてのケーブルをはずし、壁と同じ白のシールプリントを箱の表面に貼り、ケーブルをつなぎ直せば出来上がり。タコ足もグルグルも見えなくなってスッキリ♪ ビフォー&アフターの写真はこんな感じ。[:

そのあとは、どこにしまえばいいか決めかねるものをとりあえず押し込んで、ずいぶん長いこと間仕切りを閉めきりにせざるを得ないぐらいに散らかっていた和室の整理。そもそも和室は着付けをする時や友達が泊まりにきた時に使うぐらいで、和室でくつろぐことはなく、くつろぎスペースのリビングはフローリングだから、座布団は仏壇の前に1枚あれば十分なのに、何枚もの座布団が押入れの一角を占めていた。家族から離れて一人暮らしを始めたわけじゃなく、家族がいなくなって残された結果のひとりなので、こんなふうに家族がいた頃の名残をいまだに引きずっていたりする。

不要な座布団は処分することにして外に出したら、ポッカリあいたスペースに、それまで出しっぱなしだったミシンもアイロンもアイロン台も、大量の手織り糸が入った箱1つと袋4つも、すべて収納できてしまった。もっと早くこうするんだったなぁ。念のため区のサイトで座布団の処分方法を調べたら、可燃ゴミでいいみたい。よしよし。

I'm sorry, mama. (集英社文庫)そんなこんなで1日が終わってしまい、夜には桐野夏生の「I'm sorry mama」を一気読み。自分のマザコンを意識しつつタイトルに惹かれて手に取った本。まだマイブームが続いているミステリーだしね。でもこれは、このところ続いていた警察小説とはまったくカラーが違い、なんかこう、いわゆる普通な人がほとんど出てこなくて、人間の醜悪な部分だけを凝縮してどんどん泥沼にはまっていくみたいなダークな感じ。読み進むにつれてやりきれなくなってくるんだけど、それでも読まずにいられないのは凄みすらある筆力ゆえだと思う。でも結局なんの救いもないまま終わってしまい、ちょっと後味が悪かった。読んだことで重い荷物を抱え込んでしまったような疲労感。ふぅ〜。