まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

高円寺

南口での待ち合わせは6時なのに5時ちょっとに着いてしまい、改札口を出たところにあるカフェで時間をつぶす。手帳に書き込みしたり読み直ししたりしているとあっという間。

歌舞伎のお仲間を中心に総勢9人が集まり、まずは軽く腹ごしらえを、と向かった先は蕎麦屋信濃。エビスビールで乾杯した後、おろしそばを頂く。舌がピリピリするほど辛味の強い大根おろしでツユとの相性もよく、美味しかった♪

さてメインイベント。「ちんとんしゃん」というかわいらしい名前の酒処で、柳家紫文師匠を独占してしまう贅沢な会。「音曲師」の肩書きを持つ師匠の芸は、たとえば鈴本演芸場の番組一覧には「三味線漫談」と書かれている。不勉強にして師匠の高座を拝見したことはないのだけれど、私たちがわずか9人という少人数で、しかもカウンター越し、すぐ手が届くところに師匠がいらっしゃる至近距離で楽しませて頂いたのはとんでもなく幅広い濃密な世界で、もうお腹の皮がよじれちゃうんじゃないかと思うぐらい爆笑の嵐。いやぁ、笑った笑った。楽しかったぁ。文字ではとても表せないのがもどかしい。

お店の雰囲気もとっても素敵で、お料理もどれも美味しかった! なかでもヒットだったのが生姜の味噌漬け。一の蔵の冷やによく合う。ご飯のお供としてもよさそう。自宅でも作れるかなぁ。私は見るだけでトライしなかったのが写真の 「きんぎょ割り」(赤いのは鷹の爪)。次回ぜひ(すっかりまた行く気になってる)。

師匠の前座として艶のある喉と三味線を披露してくれた「東京ガールズ」のお二人も素敵だった〜。遠い昔、義太夫三味線を習いたくてあれこれ調べたりしたのだけれど、正座ができないという情けない理由で断念。その直後に出会ったのがアルパだった。そのアルパの方はもうすぐ発表会! 大変大変。