裏磐梯ツアー2日め。本来チェックアウトは11時だけれど、I さんがホテルのメンバーズカードを持っているので特典により12時チェックアウト。それまでは各自ゆっくり過ごす予定だったのでアラームは8時にセットしておいたのに、寝る前にカーテンを閉め忘れてしまい、まぶしくて目が覚めたのが6時半すぎ。こういうのが本来の健康的な目覚めなんだろうなぁ。
残念ながらコーヒーはないのでお茶でゆっくりくつろいだ後、バスローブのまま大浴場へ。これができるのが日本のホテルのいいとこだぁね。ほとんど貸切だったけど、あんまり温まりすぎるとあとで眠くなってしまいそうだからほどほどに。
朝食は和洋折衷のバイキングで、8時半すぎに出かけたらWさんがいらしたので同じテーブルに。I さんはいつもホテルの朝食タイムをパスして、遅い時間にラウンジでゆっくりサンドイッチを召し上がる。私もWさんも運転ができなくて I さんに甘えっぱなしだから、いくら I さんが運転が好きでも疲れないはずないものねぇ。
チェックアウトの時間まで余裕があるので、カメラを片手にホテル周辺を散策。気温が低くて確かに空気は冷たいものの、それ以上に気持ちいい〜! 青空に美しく紅葉した樹木が映え、遠くの山には雪帽子。あとで乗る予定のゴンドラの近くまで歩いてみる。草を踏みしめて歩く感覚も楽しい。
ロビーで3人合流し、それぞれにチェックアウトを済ませ、荷物を車に積んで、いざ出発。まず向かうのはゴンドラ乗り場で、さっき遠くから眺めたばかりの紅葉した山の中へゴンドラが分け入っていく。まさに壮観。スキーにも使うせいかゴンドラの窓に傷が多くて中から写真が撮れないのが本当に残念。
再び車に乗って、米沢に向かう途中で採れたて野菜の即売場に立ち寄る。I さんの車にはまだまだ余裕があるので、珍しいそうめんかぼちゃや瑞々しい大根などをお買い上げ。「お味噌汁のんでって」 とオバサン。大鍋にざく切り大根と大きななめたけのお味噌汁が美味しそうにできていて、無料のセルフサービス。喜んでご馳走になる。美味しかったぁ。
だがしかし、それから米沢までは山を登って降りるカーブの連続。もともと車酔いがひどかった私は直前に食べたお味噌汁がいけなかったのか気分が悪くなってしまい、何度も車を停めてもらうことに。このところすっかり車酔いは治ったものと思っていたのになぁ。ご迷惑をおかけしてしまい心苦しい。
山を降りきって米沢市内に着いた頃にはすっかり元気回復し、ネットで調べた手織の工房で私とWさんは降ろしてもらい、I さんは市内の友人宅へ。予約なしでも米沢織りを体験できる小さな工房で、私はテーブルクロスを、手織初体験のWさんはコースターに挑戦。縦糸は1本1本の絹糸なのに対し横糸は10本どりぐらいの太さがあるので普段と勝手が違い、横糸を引く力が弱くて左右にフリンジをつけたようになってしまった。ひとまずそのまま1枚を織り上げたものの、納得のいく出来栄えとは言えないのがなんとも悔しい。幸か不幸かWさんはまだ2枚のコースターのうち最初の1枚だけが織り上がった段階だったので、欲張って2枚目に挑戦。同じ縦糸で、今度はまったく別の色を横糸に選び、さっきよりかなりきつめに横糸を引く。う〜ん、確かにこの方がきれいだ。卓上の手織り機とは違うトントンカラリの感触がたまらない。ああもう仕事なんかさっさと引退して織子さんになりたいなぁ!
工房は本来4時半終業のところを30分ちょっと延長してもらい、それぞれにテーブルクロスとコースター2枚ずつを織り上げ、私は他でなかなか手に入らない素敵な織り糸を4カセ、Wさんは織り地やハンカチなどをお買い上げ。終わる頃を見計らって I さんが迎えに来てくれて、再び車で、米沢のお土産屋さんであれこれ物色。それから明治27年創業という老舗の米沢牛のお店に向かい、I さんWさんは米沢牛もお土産に加える。私は見てるだけ〜。このお店の2階で、今日のメインの米沢牛のすき焼き! お肉がもうトロットロでほっぺたがゆるみっぱなし。
ふぅ〜。お腹いっぱい。あんまりお腹いっぱいすぎて、そのあとの帰り道、私もWさんもついつい居眠りをしてしまった。I さんがずっとひとりで運転して下さっているのに申し訳ないったら。行きとは違うルートで蓮田インターに周り、さて3人それぞれどう帰ろうか、と話し合い。Wさんは最初からご主人が車で途中まで迎えにきてくれることになっているそうで、私は大泉学園から電車で帰るつもりでいたのだけれど、明日早朝からお仕事の I さんに代わってWさんのご主人が私を自宅まで送って下さることになった。もう皆さんに甘えっぱなしで申し訳ない限り。
そんなこんなで日付が変わる直前に家に着くまで、もうシアワセいっぱいの楽しい旅行でありました。早くまた行きた〜い!