まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

陽水コラージュ

maru992008-06-29

起きてからちょっとだけ仕事したけど、いやぁ、もうな〜んにも手につかないっすよ。なんたって陽水のライブがあるたびチケぴの優先予約に申し込んでもはずれまくりで、2006年末のNHKホール以来だもん。あの時は南座の帰りに直行したから着物のままで、それでも総立ちのアンコールではピョンピョン飛び跳ねていたんだけど、今回はオーチャードホールだから雰囲気が違うかなぁ。でも一応、飛び跳ねることになった場合を想定して下駄はやめておこう。


3時半開場だから1時間前に家を出れば十分なのに、どうにも落ち着かなくて30分も前に渋谷に着いてしまい、文化村の近くのスタバでひと休み。あいにくの雨。でも心はウッキウキ。


1階6列目の左から5番目。はじっこだけど近〜い! それに陽水はいつもギターを構えると少し左を向くから、左側で大正解。ピアノにギター、ドラムス&パーカッション、アップライトベースエレキベースの4人とシンプルな編成のバックで、陽水はブルー1色のシャツで登場。トークは相変わらずとぼけまくりでもうシッチャカメッチャカなんだけど、それがまた陽水らしくておかしいんだよねぇ。そういうとこ、左團次さんと似てるかも♪


Make-up Shadowで始まり、2曲目でいきなり「東へ西へ」 で盛り上がる。昔のナンバーもアレンジがまったく変わっているので、イントロ当てクイズの楽しみもある。驚くほど雰囲気の違う曲も多かったなぁ。歌い方も昔とは全然違うし。というか、昔よりますます自由奔放になっているのが気持ちいい。それにもともと音域が高いのに、昔以上に声の伸びがよくなっているような気がする。あの切なく甘い声はズルイよなぁ。1曲だけ、自分はギターを置いて、時々手振りをまじえながら歌い上げた 「バレリーナ」 なんかドラマを見ているかのようだった。年を重ねるごとにスタイリッシュになっていく。そこがすごい。


雨だったので、「梅雨ですなぁ、雨と言えば…」 と言って突然歌い出したのが 「城ヶ島の雨」。これはワンフレーズだけだったけど、続いて「ピッチピッチチャップチャップランランラン」までワンコーラス全部歌った 「あめふり」 と、故郷の田川の話から朗々と歌い上げた 「炭坑節」 は、当日歌った曲目リストにもしっかり載っていた。この2曲を含めてラストまで18曲、アンコールでさらに5曲。古くからのファンとしては、「限りない欲望」「氷の世界」「傘がない」とたたみこむような名曲ぞろいのラストは涙もので、アンコールも 「少年時代」 のあと 「心もよう」 でまた泣きそうになる。続く 「夢の中へ」 で、年齢層が高くおとなしかった客席が徐々に立ち始め、総立ちの一歩手前ぐらいだったけど、案の定ピョンピョン飛び跳ねる盛り上がり。この曲が最後のことも多いのに、さらに 「アジアの純真」 で盛り上がった後、「いっそセレナーデ」 でしっとりと静かな幕切れ。はぁ〜(←余韻にひたっている)


陽水は来年で40周年なんだって。さすがにアンドレカンドレ時代は知らなかったけど、小学校の卒業文集に陽水が好きって書いたぐらいだから、相当早い時期からファンだったことになる。歌舞伎は初体験が20年前だから、陽水の方が古いんだよね。こんなにも長い歳月この人の歌を聴き続けてきたんだなぁ、と思うと、もうそれだけで涙ぐみそうになる。


会場限定で先行販売のCD 「弾き語りパッション」 をしっかりゲット。ライブの終了後にはもう完売していた。去年のライブでのアコギでの弾き語りだけを集めたもので、これもお宝になりそう。


せっかく渋谷に来たんだから、とエスニックの雑貨屋さんや Book1st、表参道でも OMO に寄ったりしたけど、頭の中では常に陽水が歌ってる状態。帰宅後も、仕事しなくちゃ、と思いながらまだ HDD に入れていなかった陽水のCDを次々に読み込む作業に没頭してしまう。CD丸々1枚のダビングが今ではあっという間に終わっちゃうからねぇ。


当分ライブの余韻が続きそう〜♪♪♪