まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

真正面

maru992007-09-20

依然として残暑が厳しいというのに9月も下旬。旧暦では8月10日。なんだか気候だけ旧暦に戻っているかのような…。


9時前に起きたものの、午後までグダグダ過ごしてしまい、3時近くからようやく仕事を始める。過去の判決の本文がたくさん引用されている書類で、一度読めば難なく意味がとれる判例は少なく、係り結びの関係がハッキリしないものがなんと多いこと! いくら部分的に引用しているとはいえ、もうちょっと分かりやすく書けそうなものだと思ってしまう。必ずしも文章力に長けた人が判決を起草するわけじゃないからねぇ。通常の契約書なんかだと、文章の最後まで読まずに頭からどんどん訳していって、必要に応じてワードのコピー/ペーストで調整すればなんとかなる場合がほとんどなんだけど、文意の把握が難しい裁判書類はそうはいかない。同じ案件の一審判決と控訴判決の両方が出ている場合、一審の原告が控訴審では被告になって、さらに上告審で反転し、と当事者の呼び名が変わるから、頭の中がますます混乱してしまう。いろんな種類の書類が来るけど、やっぱり裁判書類が一番手ごわいなぁ。


途中であれこれ息抜きしながら、結局一歩も外に出ることなく、11時すぎにひととおり英訳終了。ひとまずお風呂。じっくり汗をかきながら、さてどうしようか、と考える。見直しの作業は一般的に、和訳より英訳の方がはるかに時間がかかる。それはもちろん、細かい文法に気を使う必要があるからで、冠詞はこれでいいか、時制は合っているか、ちょっとでも気になるとネットで調べながらの作業になる。文意がとれなくて苦労した英訳の場合はなおさらで、見直しの段階でやっぱり解釈が違うんじゃないかと思い悩んでしまうことも少なくない。「今週中」 の案件だから、明日の夕方には送らなければならない。夕方までに終わらないことはないはずだけれど、締切ギリギリに送るのもなんだし、そもそもいつものように 「明日だ明日〜!」 と投げ出す気になっていないから、やっぱり少しでも進めておこうか。


… とお風呂上りに見直しを始めたら、なんとなく勢いがついてしまい、結局最後まで終わらせてしまった。朝も朝、10時すぎ〜。寝ないと〜!