ようやく仕事の在庫がはけ、新件の依頼は来ているものの月末スタートということで了解をもらった。というのも、明日から月末まで仕事以外のスケジュールがビッシリ。仕事なんかしている場合じゃないという大きな声では言えない状況。なかでも28日は手織りの教室で、8月は1回お休みが入ったから十分に時間があるはずだったのに、そう思うとついつい他の予定を優先してしまって手付かずのまま。明日以降はまとまった時間がとれないから、今日のうちに何とかしないと、と気持ちははやるのだけれど…。
木綿の糸って難しい! 毛糸のように伸びないし、麻糸のようにケバが出ることもない。でも手織り用の木綿糸って細い糸が何本もより合わさっているので、引っかかると細い糸が数本だけ分かれてしまったり切れそうになったり、よじれた状態のまま引くとデコボコになってしまうし、引く力が強すぎるとふっくらした風合いが出ない。左右の折り返しの部分にどのぐらい余裕を持たせてどのぐらいの力で引くかを一定させないと、両端がガタガタになってしまう。特に模様の糸は強く引きすぎるとヨレヨレになってしまう〜、と課題がいっぱい。
どうも右端をそろえるのが苦手で、右側だけ目がつまりがちになる悪いクセがある。でもそこにあまり意識を集中しすぎると全体の目がそろわなかったり、1段の幅がまばらになったり。とにかく均一に同じ幅を保ちながら織るのが大変! 自分なりの織り方が一定するまで四苦八苦して、いつだったかちょっとだけ進めておいた分も結局はすべてほどいてイチからやり直し。その後も何度も織ってはほどき織ってはほどきをくり返し、どうにか三角の模様が頂点に近づいた頃、あれれ、3つ並んだ三角の真ん中だけ1目少ない! ここだけ色が薄いから気づかなかった〜。くすん。これでまた10段ほどかないと〜!
そんなこんなで何度もやり直し、これ以上は糸を傷めてしまうなぁ、というギリギリのところでなんとかゴーサイン。ここまでに時間がかかりすぎて、全体の3分の1ぐらいをなんとか織り終えた時点ですでに夜の8時すぎ。それも、時間を忘れて熱中していたところへ、仕事のメールを告げる携帯の着メロが鳴って初めて時計を見たぐらい。そのメールに愕然とした。夕べ今月末スタートの約束で受注した先生から、その後でいいから50ページぐらいの書類をなんとか今から予約させてほしいって。えええ。確かに今月末までの怒濤のスケジュールを乗り越えさえすれば来月は余裕があるものの、今からもう全部で80ページを超える予約が入ってしまうのはなんとも憂鬱。
ガッカリして手織りは中断。明日は1日中ずっと国立劇場で、先日の 「音の会」 と合わせて劇評を依頼されている対象の公演だから、まさか居眠りするわけにいかない。不規則な生活が続いているから1日だけゆっくり寝たところで睡魔と闘えるかどうか不安はあるものの、とりあえず早寝をすることにして、お風呂を済ませて11時前にベッドへ。寝付けるか〜???