まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

襲名の祝い幕

maru992007-04-25

このところ、というかずっとそうだけど生活が不規則なものだから、直前にちょっとよく寝たぐらいじゃ身体が納得しなくて客席で寝ちゃうんじゃないかと心配しつつ、ギリギリまで寝て着物もパスして歌舞伎座へ。東銀座へ向かう途中の日比谷線の中でチケットを確認すると、最前列なのは分かってたけど、思い切りど真ん中。寝るわけにいかないじゃん…って、どんな席でも寝ちゃいけないんだが。


昼の部の4つの演目のうち1つだけ、ちょっと、ほんのちょっと意識を失ってしまった。始まる前からこの芝居は危ないと思ってスーパーミントの飴をなめながら臨んだんだけど、やっぱり睡魔に負けてしまった。常に生活が不規則なせいもあって、もともと私はたびたび寝てしまうけしからん観客のひとり。でもでも、ぜ〜ったい芝居との相性ってあると思う。体調が万全のときでも意識が遠のいちゃう芝居っていうのが確かにあるんだもの。で、今日のこれがそのひとつ。「嫌いな芝居は観なきゃいいのに」 と I さんは仰る。実際、彼女は好きじゃない演目になると劇場の外へ出てしまう。それもアリだと思うものの、なぜかできないんだよねぇ。


踊りの幕では手拭いまきがあり、まいてくれる所化さんのひとりとハタと目が合った次の瞬間、「どうぞ」 と言わんばかりに投げてくれて嬉しかった〜。もっとも最前列中央のブロックは最終的に全員が手拭いを手にしていたんだけどね。同じ列の人たちが自分に投げてくれた役者さんが誰だか分からなくて、筋書の写真と見比べながらやいのやいの言い合っていたので、ついつい口を出してひとりひとり説明してしまった。「筋書の写真が古すぎるんだもの!」 って、確かにね〜。


4時すぎの終演後、美容院に電話を入れて日比谷線で途中下車。1月に行ったきりだから伸び放題。ショートなのに季節ごとにしか行かないんだからひどいよね。どんなスタイルにするかはいつも美容師さん任せ。事前に電話を入れるのはそのためで、着くまでの間に考えておいてくれる。毎回、気に入らなかったことなんてないからすごい。今回もそうで、カットだけでも気に入っていたのに、ヘアクリームでトップとサイドをモシャモシャにしたら、回りにいたスタッフさんたちが 「おおっ! モード系!」 って。う〜ん、確かに自分じゃないみたい。でもゴメン。私には毎回ヘアクリームでセットするようなマメさはないんだぁ。


美容院を出る頃には6時を過ぎていたのでお腹が空いて、初めて入ったカレーのお店で 「すき焼きカレー」 なるキワモノを注文してみた。これが意外にヒットで、カレーソースは若干和風で、具は完全にすき焼き。中でも焼き豆腐が辛めのソースによく合うのにビックリ。豆腐って万能選手だなぁ。


帰宅後は仕事に励む。2件とも締切は明日なのに明日も歌舞伎座で、夜の部だけど明日まで仕事を残すよりは、今日中に仕事を終わらせてしまって明日はゆっくり寝る方がいいだろうと判断。その結果、3時近くまでかかってしまった。送信は明日に回して、さ〜て、何時まで寝られるか???