まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

朝焼け

maru992006-02-10

7時ちょいすぎに携帯の着メロで目が覚めた。そうか、歌舞伎座のチケット予約の日だから枕元に置いて寝たんだった。レンズが入っていないと画面を至近距離まで近づけないと読めない。なんだって? 急ぎの仕事? えっとえっと、まだ頭の中がボーッとしていてすぐには事態を把握できない。「ぜひ、ぜひぜひお願いしたく」 と書いてある。ううう。そんなふうに懇願されてもぉ。寝たのは4時すぎだから、もうちょっと寝かせてぇ。


8時半の目覚ましで起きて、しばらくしてからメールのことを思い出した。急いでPCをオンにして書類を確認する。ファイルが2つ。合計60ページ超えてるじゃん。あうう。もう一度よくメールを読んでみると、和文英訳だけど2つともベースにした英文があって、あまり修正していないはずだから、それほど負担ではないと思う、だって。そう言われるとねぇ。なんだろうなぁ。このところ次から次へと仕事が飛び込んでくるのがみんなそれぞれ別の事務所から。それだけにどれも断りにくい。ほとんどパンク寸前というか、いちばん最初に受注したいちばん納期の遅い案件がどんどん後回しになっていくという…。ええい、もうヤケ。矢でも鉄砲でも持って来〜いっ!


宅配が来たり生協が来たりとバタバタしていたのが一段落したところで、腹ごしらえを済ませて食後のコーヒー。… あ〜っ! 10時すぎてるじゃん! 急いでチケット予約のサイトにアクセス。3月の歌舞伎座はそれほど話題の舞台じゃないせいか、30分近くすぎていた割にはスムーズにチケット確保。ふぅ。


さて、まずは昨日ひととおり訳し終えた書類の見直しからだ。普通にやればもう1〜2日かかるはずの案件だったけど、定型モノで以前に自分で約した書類をベースにできたのが幸いだった。1時すぎに修正を終えて送信。今日はこれさえ終われば一段落するはずで、久々に泳ぎに行くつもりでいたのになぁ。


仕方なく今朝の案件を始める。確かにベースはある。そのまま使えるレベル。でも用語の定義が何十個もあって、和文はアイウエオ順で、英文はアルファベット順で並んでいる上に、かなり意訳されている用語が多いので、どれがどれやら結びつけるのにひと苦労。翻訳どころかクイズかパズルみたい。該当する用語が英文にないときは新しく作るんだけど、アルファベット順の正しい位置に入れるためには何ページもスクロールしないといけない。ああ、もう! このしちめんどくさい定義の部分だけでも終わったら、ひと休みして買い物にでも行こうと思ったのだけれど、思ったよりずっと時間がかかってしまい、ようやく最後の定義がマッチした時には8時をすぎてしまい、もう真っ暗。く〜っ!


本文に入ると、確かに修正箇所は少なくてベースがそのまま使える。でも定義の英語がもとの和文から推測すらできないぐらいに意訳されているので、ほんのちょっと修正を入れるだけでもまずは用語の確認をしないといけない。こういう案件ってストレスがたまるわ〜。徐々に頭の中で用語の整理ができてきたものの、一気にやっちゃわないとまた用語があやしくなりそうだなぁ。たとえば 「○○契約」 の英語の定義は単数でも、「××契約」 の定義は複数だったりするんだもの。日本語は単複をいちいち区別しないからねぇ。


必死になっているところへ電話が鳴る。「オレオレ」 とくぐもった声。「のどはれちゃってさ、吐いちゃった」 はぁ? 「あのぉ、どなたですか?」 ときいてみる。 「オレだって、オレ。扁桃腺、はれた。いてぇ」 って、そんなこと言われても。「もしもし、何番におかけですか?」 と重ねてきくと、沈黙のあと、いきなり切れた。おいこらっ! 

 
気を取り直して仕事に戻る。ああ、日付が変わっちゃう。お風呂はどうしようかなぁ。迷いながらもキリが悪くて途中でやめるわけにいかず、2時近くにやっと一区切り。じっくりあったまって、湯冷めしないようにあったかくして、3時ちょっとに仕事再開。そのうちトリノの開催式が始まってしまった。ソフィア・ローレンやらオノヨーコやら、パバロッティまで出てきてビックリ。なかなか凝っていて、特に聖火の点灯は伊藤みどりの時とは大違い。チラチラ見ながらも仕事を続け、7時半近くになって、どうやら山は越えたらしい。ここまでくればあとはなんとかなりそう。


ホッとした途端に眠気がきたから、とりあえず日記だけ書いて少し寝るつもりだったんだけど、書いてるうちに眠気が吹き飛んじゃった。もうちょっと仕事するかな。