まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

早咲きの…

maru992005-04-30

あっという間に4月も最終日。今月の歌舞伎の感想をまだアップできずにいるというのに…。


今月はほとんどスカパーを視聴せずに過ごしてしまったのだが、TBSチャンネルで6時からフランキー堺主演の 「貝になりたい」 を、8時からは所ジョージ主演のリメイク版を放送するので、単に録画だけだといつでも観られると思いつつ観ずに終わってしまったりするから、録画しながらリアルタイムで観ようと決めていた。そのためには早い時間に泳ぎに行ければよかったのだけれど、入札しているヤフオクに別の人が高値をつけたというメールが入る。ライバルがいなくて楽勝だと思ってたのになぁ。4時ちょっと過ぎに終了するから、その時間はPCに向かっていないと。仕方がない、プールはパスだ。このヤフオク、実は文楽のチケット。国立劇場の公演の優先予約ができる会員になっていながら、文楽の場合は歌舞伎と違っていつでもチケットがとれるとタカをくくっていたら、なんと第2部のチケットが日付を問わずもう1枚もないと言われて大ショック。ならば、とヤフオクで探して1件だけヒットしたんである。同じ人が同じ日の第1部のチケットも出品していたので両方入札しておいた。4時過ぎに終了するのは第1部の方。もう1人ライバルが登場して何段階か値上がりし、定価+1250円で落札。ふぅ。


さて、6時までまだ間がある。泳ぐ余裕はないけど買い物だけ。あったかいというより暑いぐらい。もう夕方だというのにまだ陽射しが強い。帽子をかぶってくればよかったな。ついこの間まで桜が満開だった並木の青葉が輝いていて、思わず見とれる。会社勤めの頃は、平日は毎晩帰りが遅かったし、週末は予定が集中するから外出が多くて、いつも慌しくバタバタしていたから、ゆっくり散策するようなことがなかった。花の写真を撮りながらあちこち歩き回るようになって、この街がいっそう好きになった気がする。… と感じ入りつつ歩いていたら、もう紫陽花が咲いていた。紫陽花 → 6月 → 誕生月 → また年をとってしまう … と瞬時に連想してちょっとブルーになったりなんかする。


「貝になりたい」 のオリジナル版は前に一度観ている。その時の衝撃は忘れられない。この作品の重いテーマについて書き始めると収拾がつかなくなるので、同じ原作をベースに異なる時代に作成された2つの作品の比較についてだけちょっと書きたい。誰の演技がどうということでなく、演出の問題として、まず1994年のリメイク版は圧倒的にクローズアップが多い。妻の心境にふれる場面も格段に増えている。それはある意味、現代的な変化と言えるかもしれない。でもどうしても納得できなかったのはリメイク版の絞首刑執行の場面。オリジナルでは絞首台への階段を主人公が上っていくところで重い扉が閉まり、それ以降は見せないのだが、リメイク版では主人公の頭を布で覆い、首に縄をかけ、床が開いて体が落ちていくところまで見せる。そこまでする必要があるだろうか? ビジュアルな後味の悪さというのはいつまでも尾を引く。その後に残された家族の場面に移って満開の桜を見せ、美しい海辺のシーンで終わるのだが、それでも後味の悪さが消えなかった。


観ながらずっと編み物をしていた。片袖を編み終え、もうひとつの袖を編み始める。一目ゴム編みを数段編んだところで、編み終えた片袖と較べてみると、明らかに編み目の大きさが違う。新たに編み始めた方が目がつまっていて、まるで何号か細い編み棒で編んだみたい。おかしいなぁ。最初の袖も身頃も一目ゴム編みは新しいのと同じ細い方の編み棒で編んだはずなのに。く〜っ。ゴム編みを編んでからその上に模様編みをしてるから、いまさら編み終えた分のゴム編みをやり直すわけにいかないので、最後の袖のゴム編みは太い編み棒に変えてみる。どうも思い通りにいかないなぁ。何枚か編まないとダメかな、こりゃ。


第2部のチケットのヤフオクは深夜零時過ぎの終了で、私にとってはこちらの方がメインだったのに意外にもライバルは現れず、開始価格そのままに定価−1500円で落札できた。第1部との差引で定価−250円。送料や振込手数料がかかるにしても悪くない。ホッ。


明日から5月かぁ…。中旬に原稿ができるという仕事の予約を受けているのだけれど、後半には文楽に歌舞伎に北海道旅行にと、いろんな予定を入れてしまった。大丈夫か??