まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

ゆ〜らゆら

maru992005-02-01

如月。寒くてさらに衣を着るから 「衣更着」。その音だけ残してこんな字をあててしまうところが昔の日本人のすばらしい感性。私にとって今月は、大切な人たちとの絆を大切にする日。今週だけで明日・明後日と立て続けにランチデートの予定があるし(どちらも相手は♀だけど)、月半ばには左團次さんがゲストのセミナー後にご贔屓3人で楽しむ予定だし、月末には久々に我が家でお泊りのイベントがあるし〜。そう思っているところへ別の友人から宅配が届く。クッションで頑丈にラッピングされ、荷札には 「精密機械」 と書かれていて、一体何が届いたのかと思ったら、ソーラー電池で葉っぱが動く癒しグッズだった。前から我が家にいる首を振るコアラと並べてみる。色の相性もバッチリ。家族もなくひとり暮らし歴がどんどん長くなりつつあるのにちっとも寂しくないのは、こんなふうになんやかやと私の生活を豊かにしてくれるあったか〜い友人たちのお・か・げ。

青色申告に向けた1月分の帳簿にトライするつもりでいたのだけれど、コロッと気が変わって、着物用のストールを作り始める。成人式に街に氾濫するようなモコモコがどうも嫌いで、この冬も時折りシーズン物の売り場を物色していたのだけれど、イマイチ気に入る物がなかった。最初に作った着物用のコートは、渋好みとはいえ渋すぎて最近お蔵入りぎみ。で、今も気に入ってる羽織はブルー系のと赤茶系なので、どちらにも合いそうな中間色のモヘアを買ってきた。凝った模様編みにトライするつもりでいたけど、いきなり明日、着物を着る気になってしまったのでのんびり編んでる余裕はない。そこで、またまた指編み。指編みでも模様編みはできるけど、なんと言っても早いのは単純な細編み。そうと決めたらせっせと編み始め、3時間ちょっとで完成〜。へへっ。

夕方には、スポーツクラブの上の階にあるホールで、「歌舞伎フォーラム」 を観る。このシリーズを制作しているのは私が昔ボランティアで手伝っていた事務所で、所長のやり方について行けなくなって離れた経緯があるので、ここ何年も敬遠していた。でも今年のフォーラムは、先月の新年会で創作舞踊を披露してくれた京妙さんが主演だし、落語で楽しませてくれた梅之クンも出ている。となれば行かねばなるまい、ってことで当日券をゲット。最前列の花道真横。この種のホールの花道って斜めにちょこっとついてるだけなんだけど、いちばん接近できる席なのに、どうして当日までこんな席が空いてるんだか。

日本語学校の留学生らしい外国人のグループもいて、入りは7割といったところか。司会は澤村國矢クン。梅之クンが三枚目っぽい解説役で、芝居だけじゃなく着付けや後見もこなして大奮闘。女形の着付けを見せる第一部では、なんと左團次さんのお弟子さんの左字郎クンが禿になって、そのあとその扮装で踊りを披露。あの左字郎クンがねぇ。驚いたぁ。京妙さんが主演の 「どんどろ」 に、若手3人の 「棒しばり」 がつく。客席から子供たちの笑い声も響いて、まずは大成功。「どんどろ」 の子役の女の子、うまかったなぁ。6時開演で、25分の休憩を2回はさんで9時半終演。これで3800円。歌舞伎座のような大劇場で大きな役がつくことのない人たちが立派な舞台を見せてくれることに毎回感心する。こういう人たちを 「その他大勢」 に使って成り立っているのが大劇場の舞台。七之助の逮捕が話題になっているけれど、努力しなくても大きな役をつけてもらえる御曹司たちこそ頑張らなくちゃいけないのに!

帰宅すると例の新聞記事が届いていた。こういうのを英訳するのって結構時間がかかるんだよなぁ。ええい、明日明日!